新春賀詞交歓会を開催
PC建協 平成29年度の発注予測は2712億円で前年同時期並み
公開日:2018.01.17
プレストレスト・コンクリート建設業協会(PC建協/菅野昇孝会長)は16日、東京・千代田区のホテルグランドアーク半蔵門で新春賀詞交歓会を開催し、約480名が参加した。賀詞交歓会の前には、記者発表が行われ、会員社の受注状況と週休2日実施に向けたマスタープランなどの説明が行われた。
平成29年度9月末までの受注状況は、累計約1,032億円で前年度1,469億円から約437億円減(前年度比70%)となっている。内訳は、新設が約671億円(前年度比54%)、補修補強が約362億円(前年度比162%)だった。平成29年度の発注予測(11月見直し)では、2,712億円(前年度比100%)と前年度同時期の発注予測2,725億円と同程度となっている。「上期は落ち込んだが、今後伸びていくことが見込まれる」(菅野会長)としている。働き方改革に関しては、「働き方改革に向けた基本方針」と「週休2日実施に向けたマスタープラン」を策定し、会員社に昨年12月に通達したことが発表された。現在、4週5休が一般的である建設現場における週休2日制を推進するために、2019年4月までに4週6休、2022年4月までに週休2日を実現するマスタープランに取り組むとしている。
賀詞交歓会では、菅野会長が挨拶で「生産性の向上を協会の最重要課題と位置づけ、i-Bridgeへの取り組みを強化していく。また、担い手確保の施策としてPC工学会との連携によるPC技術専門家派遣事業の推進や、技能者の確保、待遇改善の取り組みを前年よりも活発に行っていく」と述べた。(大柴功治)
佐藤信秋参議院議員(左写真)や国土交通省の森昌文技監(右写真)も祝辞を述べた
(2018年1月17日掲載)