宮地エンジニアリングの錆びない検査路
「FRP検査路」～軽く、錆びず、施工しやすい～

　宮地エンジニアリングは、主要材料にFRP材を用いた検査路を橋梁上部工や下部工、橋側歩道などに展開し、採用を拡大している。
　特徴は、①材料そのものが軽いため、施工性に優れている。重機の進入が出来ない山間部や斜面でも人力で十分搬入可能。
　②既設橋梁や床版の近接目視点検が可能となる。
　③主部材がFRP製のため海岸部や工業地帯などの耐食性を求められる地域に最適。
　設計群集荷重は、1平方㍍あたり3.5kN。適用支間は最大10㍍。
　FRP材は強化繊維にガラス繊維を用いた引抜成形材を使用している。また、歩廊は、梁材・床材一体成型構造としている。重量は１㍍あたり約25㌔(幅600㍉の参考値)。

　施工手順は以下の通り。
　①ＦＲＰ引抜成形材の製作
　②ＦＲＰ材の切断・加工・組立
　③歩廊面に滑り止めを目的に砂を接着
　④手摺部材の塗装
　⑤現場搬入（歩廊と手摺りを分割して輸送）
　⑥検査路の架設と組立（検査路の組立は歩廊と手摺をボルトにて接合）