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中央径間は今週中に架設を完了 早期の応急復旧目指す

山形河川国道 国道121号の崩落箇所で仮橋中央径間を架設

公開日:2022.09.30

 国土交通省東北地方整備局山形河川国道事務所は、不通区間となっている福島県喜多方市と山形県米沢市を結ぶ国道121号大峠道路の崩落箇所(山形県米沢市入田沢地内)について権限代行により、応急復旧を進めている。28日までに福島県側の仮橋の側径間については覆工板までの架設、山形県側の同側径間については横桁までの架設を完了しており、28日には中央径間34mの主桁と横桁の架設を行った。
 中央径間の主桁はIHIインフラ建設が保有するトラス式仮設橋梁『トライアス』を用いたもの。400tオールテレーンクレーンを用いて長さ34m、桁高約2.3m、重量約14tの主桁を2本架設した。長さ34mを単純桁で飛ばすのは、下が破砕帯であり下部工を設けるのは難しいため。また、同様に横桁(1本約0.5t)を2mピッチで計18本架設していった。今週中に覆工板設置を終え、今後、ガードレールの設置を行っていく予定だ。今後は山形側の側径間の主桁、横桁、覆工板の設置、両側の盛土の施工を行い、早期の片側交互通行での応急復旧を目指す。
 設計は日本工営。中央径間上部工がIHIインフラ建設。同下部工および側径間上下部工、盛土施工が後藤組。



当日の仮橋架設状況

福島側側径間の架設は覆工板まで完了していた

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