道路構造物ジャーナルNET

2021年度の橋梁床版取替工事は21橋

NEXCO東日本 2021~2025年度中期経営計画 橋梁床版取替工事は約200橋を予定

公開日:2021.04.30

 東日本高速道路(小畠徹社長、右肩写真)は28日、本社で定例会見を開催し、2021~2025年度の中期経営計画の概要および今年度のリニューアル工事予定を説明した。
 中期経営計画は、「今後10~20年先の内部、外部環境の変化を想定したうえで、この5年間をSDGsの達成に貢献し、新たな未来社会に向けて変革していく期間と位置づけて策定」(小畠社長)したもの。「老朽化や災害に対する高速道路インフラの信頼性の飛躍的向上」や「高速道路の整備・強化と4車線化の推進によるネットワーク機能の充実」など、6つの基本方針を定め、主要重点計画を定めた。
 2021~2025年度に実施する主なリニューアル工事は、橋梁床版取替工事が約200橋、橋梁修繕工事が約300橋、土構造物修繕工事が約450箇所、トンネル修繕工事が約50トンネルとなっている。高速道路の整備・強化では、東京外環道(大泉JCT~中央JCT)、横浜環状南線(釜利谷JCT~戸塚)などの整備を推進、4車線化および付加車線事業では、圏央道(久喜白岡~大栄/東金JCT~松尾横芝)、秋田道(湯田~横手/北上西~湯田)などを実施する。投資計画では、機構資産として上記の新設や4車線化事業、特定更新・修繕事業などに約2兆5,000億円を予定している。



整備事業(上)と4車線事業(下)箇所

 今年度予定されているリニューアル工事は、橋梁床版取替工事が21橋、トンネル補強工事が3チューブ、高性能床版防水工事が約110橋などとなっている。横浜横須賀道路の釜利谷第二高架橋(上下線)では、NEXCO東日本として都市圏で初めてとなる床版取替工事を行う。予め中央分離帯を改良して車線数を増加させ、車線切替を行いながら半断面施工で実施する計画で、上下各2車線を確保することで工事による利用者への影響低減を図る。


2021年度リニューアル工事一覧

お問い合わせ
当サイト・弊社に関するお問い合わせ、
また更新メール登録会員のお申し込みも下記フォームよりお願い致します
お問い合わせフォーム