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国道138号須走道路・御殿場バイパス(西区間)、県道仁杉柴怒田線も同時開通

NEXCO中日本 新東名高速 新御殿場IC~御殿場JCT間が開通

公開日:2021.04.12

 新東名高速道路の新御殿場IC~御殿場JCT間(延長7.1km)および国道138号須走道路・御殿場バイパス(西区間)の須走口南IC~ぐみ沢IC間(延長5.2km)、国道469号バイパス(延長0.6km)、県道仁杉柴怒田線(延長1.7km)が、4月10日午後4時に同時開通した。これにより新東名高速と中央道が自動車専用道路で接続された。


開通区間概要

 開通前には、各事業を担当した中日本高速道路(NEXCO中日本)、国土交通省、静岡県主催の開通式典が小山町総合文化会館で開催され、関係者約190人が出席した。


開通式典

 国土交通省の岩井茂樹副大臣は、「静岡県東部地域と甲信地域とのアクセス性が格段に向上することが期待される。また、2019年の台風19号では中央道の大月IC~八王子IC間が被災により約1週間、通行止めとなり、迂回路となった国道138号で大渋滞が発生して、関東方面との物流交通に大きな支障が生じた。今回の開通により、高速道路ネットワークの代替性が確保される一方、国土強靭化に大きく寄与することが期待されている」と挨拶を行った。静岡県の川勝平太知事は、「富士の国の表玄関の静岡県と奥座敷の山梨県の一体化がさらに進む。新しい日本の分散型国土を築ける」と期待を示した。NEXCO中日本の宮池克人社長は、謝辞で「新東名高速の未開通区間である伊勢原大山IC~新御殿場IC間については全力で事業を進めている。引き続きご支援を賜りたい」と述べた。同区間は、伊勢原大山IC~秦野IC(仮称)間が2021年度、秦野IC(仮称)~新御殿場IC間が2023年度の開通予定となっている。
 式典後は、新御殿場ICでテープカットとくす玉開きが行われた後、約60台が通り初めを行った。



新御殿場ICで行われたテープカット。その後、通り初めが行われた

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