最新インタビュー

平成30年7月豪雨からの復旧

2019新春インタビュー④ NEXCO西日本中国支社 中国道と広島呉道路では砕石盛土でのり面再構築

西日本高速道路株式会社
中国支社
保全サービス事業部長
久米 富美男 氏
 日本全国に大きな被害をもたらした平成30年7月豪雨。とくに中国地方では河川の氾濫や土砂災害により甚大な被害が生じた。西日本高速道路(NEXCO西日本)中国支社が管理する高速道路と一般有料道路も最大で全管理延長の約68%にあたる718kmが通行止めになり、20箇所が被災した。7月豪雨時の中国支社の初動対応から復旧作業状況までを、久米富美男保全サービス事業部長に聞いた。災害対策本部は最大で40人を超える規模に 被災状況の把握にドローンを活用 ――平…
13路線917km、465橋と14トンネルを管理

2019新春インタビュー② 網走開建 高速ネットワーク系で2路線、防災系で2路線の整備を推進

国土交通省
北海道開発局
網走開発建設部長
渡邊 政義 氏
 網走開発建設部は東京都の約5倍という広大な面積を管内とし、道路延長では北海道開発局で2番目の長さとなる917kmを管理している。道路整備では、高速交通ネットワークの形成を目指して旭川・紋別自動車道丸瀬布遠軽道路などの事業を進めるとともに、防災対策で一般国道334号真鯉道路などの事業を進めている。それら整備事業とともに、維持管理の現状について渡邊政義部長に聞いた。平成30年7月豪雨では国道2箇所が被災 北海道胆振東部地震時の停電では地元の建…
100m以上の長大・特殊橋は452橋に達する

2019新春インタビュー③ 西日本高速道路四国支社 長大特殊橋の耐震補強に着手

西日本高速道路
四国支社
保全サービス事業部長
熊野 賢二 氏
 西日本高速道路四国支社は、松山道、高知道、徳島道、高松道など5路線約474kmを所管している。1,000橋余りの橋梁のうち、長大橋は4割を超え、トラスやアーチなどの特殊橋も多く、今後の耐震補強の難しさがうかがえる。長大鋼橋の中には耐候性鋼材を使用している橋梁もあり、手厚い維持管理は必須だ。一方で昨年7月の豪雨で被災した立川橋は、夏休み時期までの復旧を目指す。そうした内容について熊野賢二保全サービス事業部長に詳細を聞いた。(井手迫瑞樹)7…
優秀な技術者の経験をノウハウとして集積

2019新春インタビュー① 道路橋メンテナンスにAI(エキスパートシステム型)活用を

国立研究開発法人
土木研究所
理事長
西川 和廣 氏
 土木研究所は昨秋、「AIを活用した道路橋メンテナンスの効率化に関する共同研究」を開始した。土木研究所が事務局となり、共同研究の統括、既往の知見の提供、点検データなどの貸与、調査、分析などの実施を行い、茨城県や富山市との管理者としての現場ニーズを提供し、現地調査などの際のフィールドを提供する。その下に点検AI(床版の土砂化などが対象)を開発するグループ、点検AI(画像解析)開発グループ、診断AI開発グループが所与の研究開発を進めてい…
下部工・トンネル掘進が全面展開

NEXCO東日本いわき工事 常磐道4車線化事業 2020年度内の完成目指す

東日本高速道路株式会社
東北支社
いわき工事事務所長
田子 瑞宏 氏
 いわき工事事務所は、常磐自動車道の暫定2車線区間のうちいわき中央IC~広野IC間約27kmの4車線化事業などを復興創生期間内の2020年度内の完成を目標に進めている。事業の現状と特徴について、田子瑞宏所長に聞いた。(井手迫瑞樹)常磐道の4車線化事業延長は約27km橋梁区間は約6km、トンネル区間は約1.8km ――管内の事業概要から 田子所長 当工事事務所は、常磐道のうち、いわき中央IC~広野IC間約27kmの4車線化事業を担当しています。この間を約10件の工事…
国内橋梁受注高で業界1位を継続

大日本コンサルタント 新しい発注形態に対応できる組織づくりと人材育成

大日本コンサルタント株式会社
代表取締役社長執行役員
新井 伸博 氏
 国内橋梁の受注高でコンサルタント業界1位を長く維持している大日本コンサルタント。昨年度は国、地方自治体、高速道路会社の発注者別売上高と、新設橋梁、耐震補強、調査点検の分野別売上高でもそれぞれ3冠を達成した。事業促進PPPやCM方式など、発注形態が変わりつつあるなかで、同社の目指す方向性と事業展開を新井伸博社長に聞いた。関門橋の建設を見て橋梁に興味 生口橋架橋プロジェクトが原点 ――社長ご自身のことから伺います。橋梁の世界に興味を持た…

現場を巡る

アーチ支柱も独特な角度を有し、架設も工夫を凝らす

天龍峡大橋(仮称)の現場を歩く――景観阻害を避けた扁平な鋼アーチ橋――

 東京から豊橋まで新幹線で1時間半、さらに天竜川沿いを走る飯田線特急にて2時間15分、現在上部工の架設までを終えた三遠南信自動車道飯喬道路の天竜川を渡河する天龍峡大橋(仮称)までの時間的距離は、殊の外長い。しかし飯田線の車窓から見る天竜川の流れと紅葉は、見ていて飽きない美しさだ。江戸時代、この流域は木…
防食・耐風もケアし、岩城島と生名島をつなぐ斜張橋

愛媛県 島民の期待高い「岩城橋」主塔部の建設が進捗

 愛媛県は、上島町の岩城島と生名島を結ぶ岩城橋の建設を進めている。平成16年度に複数の離島自治体が合併した上島町の主要4島(弓削島、佐島、生名島、岩城島)で唯一架橋されていない岩城島と生名島を結ぶもの。橋長は斜張橋である本体橋部だけで735m、取り付け高架部を含めると実に1,050mに達する。現在は下部工および…
中国道有野川橋 スピンジェットノズル+桁下面からの低圧樹脂注入

NEXCO西日本 全て桁下から施工可能な増厚床版部剥離補修システムを初採用

 西日本高速道路関西支社が所管している中国自動車道有野川橋の神戸電鉄三田線跨線部床版補修工事にスピンジェットノズル+桁下面からの低圧樹脂注入によるひび割れ補修工法「増厚床版部剥離補修システム」(以降、増厚補修システム)が採用された。全て桁下から施工でき、短時間で床版に生じている水平ひび割れを確実に補…
東名砂沢川橋上に負担をかけず自走多軸台車で桁運搬

NEXCO中日本 東名高速道路交差部直上の桁を4夜間で架設

 中日本高速道路東京支社は、11月13、15、17、20日の4夜間、新東名高速道路御殿場JCTの東名高速道路の交差部直上での桁架設を行った。いずれも19時~翌7時にかけて東名本線の通行止め規制を実施して新駒門東第二高架橋(上り線)、同(下り線)、Cランプ第二橋の交差部に自走多軸台車で架設予定地直下まで進入し、マルチ…
ジオファイブ 3D-RADARを鋼床版上⾯の⾮破壊検査⽤途への展開

室蘭開発建設部の⽩⿃⼤橋で実適⽤ 60〜80kmで⾛⾏しながら検査可能

  ジオファイブは、⾼密度⾼分解性能を有する3次元地中レーダー「3D-RADAR」について、鋼床版上⾯の⾮破壊検査⽤途への展開を図っている。すでに北海道開発局室蘭開発建設部が所管する⽩⿃⼤橋で、ドーコンの⼿により2016年と18年の2回、舗装をはがさず、交通規制をかけずに⾛⾏しながら⾮破壊検査を⾏った。その結果、図…

連 載

㊳維持管理における官の役割

民間と行政、双方の間から見えるもの

富山市
建設技術統括監
植野 芳彦 氏
1.はじめに  あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。 どうも最近、自分の体が老朽化でおかしくなってきている。年末年始は長めにいただいた。単身赴任も長くなると、体によろしくない。富山の皆さんには明るいニュースであろうが、本年はさらに辛辣に幅広く、インフラ・メンテナンスの課題に…
-分かっていますか?何が問題なのか- ㊺高齢橋梁の性能と健全度推移について(その2)‐将来に残すべき著名橋になすべきことは‐

これでよいのか専門技術者

(一般財団法人)首都高速道路技術センター
上席研究員
髙木 千太郎 氏
技術基準によって性能が左右されるのか?はじめに 平成最後の年末となった昨年の暮れ12月から、『高齢橋梁の性能と健全度推移について』の題目で新たなシリーズをスタートした。今回の連載趣旨は、国内で数多くの人々に愛され、使われている道路橋、特に著名な道路橋を如何に残すかについて、もう一度皆で考えて見ようと…

『工法・材料ライブラリー』『記事』更新履歴

2019年1月11日 業界ニュース 日本橋梁建設協会が新年交礼会を開催
2018年10月23日 業界ニュース 山口県 大島大橋に大型貨物船が衝突
2018年7月30日 現場を巡る 平成30年7月豪雨 被災現場を巡る①
2018年6月6日 業界ニュース SEEE協会が年次総会を開催
2018年5月28日 業界ニュース 橋建協 安全の徹底を誓う
2018年5月25日 業界ニュース PC床版継手工法研究会 年次総会を開催