最新インタビュー

防食と景観を区別した維持管理を

鋼構造物の「適切な防食」とは何か

九州大学大学院
准教授
貝沼 重信 氏
 九州大学の貝沼重信准教授は、土木学会の鋼構造物の防食性能の回復に関する調査研究小委員会(委員長:貝沼重信、委員:50名)や腐食防食学会の建設小委員会(委員長:貝沼重信、委員:21名)を主軸として、活動している。これらの委員会は、土木分野だけではなく、様々な分野の第一線で活躍する専門家で構成され,学際的視点で鋼構造物の腐食について議論している。その内容も含め、鋼橋を主とした鋼構造物の「適切な防食」をどのように為すべきかということ…

現場を巡る

超高強度繊維補強コンクリート 50年間のLCC従来比10%縮減

神奈川県 城ケ島大橋歩道部の床版取替に「サクセム」を採用

 神奈川県東部漁港事務所は、三浦市の三浦半島本土と城ケ島の海峡部に架かる城ケ島大橋の歩道部床版(RC構造)を超高強度繊維補強コンクリート床版(サクセム)に取り替えを進めている。設計基準強度180N/㎟を誇る同素材の床版架替への採用は初。その現場を取材した。(2017年4月1日、井手迫瑞樹)城ケ島大橋補修仕様一般…
大林組などが開発 根固めブロックに

鹿島港湾で海水練りコンクリート+サンドグリップバーを試験使用

 大林組が、川熱、朝日工業などと共同開発した「サンドグリップバー」および同社の高耐久海水練りコンクリートが、国土交通省関東地方整備局鹿島港湾・空港整備事務所が所管する鹿島港外港地区南防波堤根固工事の根固めブロックで試験的に使用された。なお、高耐久海水練りコンクリートはNETIS技術の試行調査として同工事…
コンクリート舗装打ち直しは、VFRCを採用

茅野市 木舟大橋をコンクリート舗装を打ち直して床版補修

 茅野市は、同市内の一級河川宮川に架かる木舟大橋の床版補修を行った。同橋は昭和31年鋼道路橋設計示方書に拠って昭和38年8月に架けられた橋長28m、有効幅員4.04mの単純RCT桁(3主桁)橋。床版厚さは約110mmで、その上にコンクリート舗装を70mm程度かけていた橋梁だが、舗装の劣化が進んでおり、床版裏面には鉄筋露出…
2月に夜間架設を2回施工、4月には多軸移動台車を用いて架設予定

NEXCO中日本 名古屋西JCT上部工架設が本格化

 中日本高速道路が建設を進めている名古屋第二環状自動車道名古屋西JCTの架設が本格化している。23日および27日深夜には国道302号と東名阪道と並行して走る愛知県道115号も一時的に全面通行止めして、夜間架設を行った。このような夜間架設を今後20回以上行う予定。4月下旬には東名阪道と国道302号、県道115号が交差する…
広瀬川に架かるシンボリックな3径間連続RCアーチ

仙台市 「大橋」をアラミド繊維や鋼板貼り付けで耐震補強

 仙台市は、昨年12月に青葉区大手町の広瀬川に架かる大橋の耐震補強を完了した。昭和13年10月に供用された橋長115.9m、幅員10.7mの3径間連続RCアーチ橋で、供用後初めての耐震補強。中性化や塩害、凍害による経年劣化も目立ち、対症療法としての補修は施していたが、この機会に大規模な補修も合わせて行っている。仙台城…
支承も交換 鋼部材防錆にはST-SGN12を採用

仙台市 茂庭大橋 鉛を含有する塗膜を塗膜剥離剤+ケレンで除去

 仙台市は、太白区の茂庭浄水場と名取川に挟まれた部分に架かる国道286号茂庭大橋の補修を進めている。同橋が供用されている区間は上り線2車線(茂庭浄水場側)が切土で、下り線2車線(名取川側)が橋梁という特殊な構造となっている。こうした構造は市内でも同橋だけであり、急峻な崖地に道路を通すため、こうした変則的…

連 載

阪神高速道路の維持管理報文連載②

阪神高速道路の構造物の劣化と維持管理の課題を考える(2)

阪神高速道路株式会社
大阪管理局 
保全部 保全設計課 課長 
小林 寛 氏
はじめに 前回コンクリート構造物について代表的な損傷事例を紹介して劣化の現状を示すとともに、コンクリート構造物関係の大規模修繕・更新事業についても紹介したところであるが、今回は鋼構造物、付属構造物の損傷について、引き続き事例を紹介していきたい。鋼床版疲労亀裂 阪神高速道路の鋼床版橋は1426径間にもの…
⑯鋼橋について

民間と行政、双方の間から見えるもの

富山市
建設技術管理監
植野 芳彦 氏
1. はじめに 最近、「本連載を読んでいる」「言えないことを言ってもらってありがとう。」「きついね」「少々暴走気味では?」という事をよく言われる。多くの方に読まれているんだなと改めて感じる。 「コンサルに対して厳しすぎる」という事もよく言われるが、決して厳しすぎるわけではない。思っていることの10分…
-分かっていますか?何が問題なのか-㉓予想しなかったプレストレストコンクリート橋の欠陥と業界の体質(その2)

これでよいのか専門技術者

(一般財団法人)首都高速道路技術センター
上席研究員
髙木 千太郎 氏
はじめに 前回、PCT桁に起こった予想もしていなかった間詰床版抜け落ち事故(写真‐1参照主要幹線道路を規制)の詳細を説明するとともに、分かっていた事実(事故に直結する構造上の弱点など)を隠そうとする業界の体質について、当時を振り返って公表した。供用している道路施設に報告の無い事故が起これば、管理者として…

『工法・材料ライブラリー』『記事』更新履歴

2017年3月9日 業界ニュース 長崎市 出島表門橋を公開架設
2017年3月3日 業界ニュース OSJBHD 新社長に大野達也氏を内定
2017年1月15日 業界ニュース 日本橋梁建設協会が新年交礼会
2016年12月4日 業界ニュース 池田甫氏を偲び「技術講演会」を開催
2016年11月2日 業界ニュース 第9回道路橋床版シンポジウムを開催
2016年8月5日 業界ニュース 新名神高槻~神戸間は開通を1年延期
2016年7月20日 業界ニュース 沖縄コーテックが本社・工場を移転
2016年7月11日 業界ニュース PC床版継手工法研究会に6社が新規入会
2016年7月7日 業界ニュース 国道176号の通行止めを解除