最新インタビュー

鋼橋技術研究会の研究から始まった

鋼橋におけるワンサイドボルトの研究①

明星大学
理工学部 総合理工学科(建築学系)
教授
鈴木 博之 氏
 鋼橋をはじめとした鋼構造物への片側施工ボルトの需要は年々増加している。狭小部や閉断面のファスニング材としては、もはや無くてはならない材料のひとつに育ったワンサイドボルト、この技術を黎明期から研究し、今はその発展系の1つであるスレッドローリングねじの開発、研究にも携わっている明星大学の鈴木博之教授に詳細を聞いた。また、近日中には同様に近畿の実橋を使って、片側施工ボルトの研究を進めている関西大学の坂野昌弘教授のインタビューも掲…
鋼部材の疲労・防食 塩害対策も待ったなし

NEXCO中日本東京支社 大規模更新・長大橋耐震補強をいかにスムーズに進めるか

中日本高速道路株式会社
東京支社
保全・サービス事業部長
関谷 富彦 氏
 中日本高速道路東京支社は、東名、新東名などで1433橋の橋梁・高架橋(総延長328km)と119チューブのトンネル(同131km)を管理している。40年以上経過している橋梁は50%を超えており、来年の東名高速道路開通50周年により、その殆どが50年超に移行する。特殊・長大橋の数も40橋と多く、大規模更新や大規模修繕、長大・特殊橋の耐震補強、ロッキングピアの耐震補強など対応しなければいけないことがたくさんある。関谷富彦保全・サービス事業部長にその詳細を…
管内総延長は2402km。橋梁3272橋、トンネル83本を管理

関東地方整備局 中部横断道や国道357号などの事業が進捗

国土交通省
関東地方整備局
道路部長
丹羽 克彦 氏
 国土交通省関東地方整備局は、首都圏三環状道路である首都圏中央連絡自動車道(圏央道)と東京外かく環状道路(外環道)の未開通区間をはじめ、中部横断自動車道、東関東自動車道水戸線、国道357号(東京湾岸道路)などの道路事業を推進している。その事業概要と進捗状況、20年後には建設後50年以上となる割合が65%に達する橋梁を中心とした維持管理の取り組みを含め、丹羽克彦部長に聞いた。一般国道23路線を管理 首都圏三環状道路とミッシングリンクを重点…
ロッキングピア、長大・特殊橋の耐震対策も急ピッチで進む

NEXCO中日本名古屋支社 大規模更新・大規模修繕事業が本格化

中日本高速道路株式会社
名古屋支社
保全・サービス事業部長
池田 光次 氏
 中日本高速道路名古屋支社管内は東名、新東名、名神、伊勢湾岸道などの日本有数の重交通路線や中央道など環境条件が厳しい路線などを管理している。供用年次が古くかつ重交通の路線が多いことから大規模リニューアルに該当する構造物を多く抱える。また、名港トリトンをはじめ、特殊長大橋の耐震補強や熊本地震で落橋したロッキングピアを有する橋梁の耐震補強も急務だ。ほか、塗り替えや土工・法面の補修などの分野も含め詳細を池田光次保全・サービス事業部…
大規模リニューアル ロッキングピア対策 特殊橋の耐震補強など

中日本高速道路の構造物の保全はどこまで進んでいるか

中日本高速道路株式会社
前 取締役常務執行役員 保全企画本部長
(現 中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社
   代表取締役社長)
猪熊 康夫 氏
 中日本高速道路は、東名、新東名、中央道、北陸道などといった、東西の大動脈を所管している。特に東名、名神、中央道は供用年次が古く、疲労、飛来塩分あるいは凍結防止剤による塩害、北陸道でも飛来塩分、凍結防止剤による塩害、骨材由来によるASR損傷など、様々な劣化が顕在化している。そうした状況に対し、大規模更新・大規模修繕によってどのように手当てしていくのかを猪熊康夫取締役常務執行役員保全企画本部長(6月12日取材時)に聞いた。さらには熊…

現場を巡る

呉市

平成30年7月豪雨 被災現場を巡る②

 6月28~7月8日にかけて、西日本を中心に北海道や中部などを広範囲に襲った平成30年7月豪雨は、各地に甚大な被害をもたらした。7月26日時点で死者は219人が確認された。JR山陽本線、呉線、芸備線、福塩線なども一部区間が不通で、高速道路も一時は山陽自動車道などがその機能を一時止め(7月15日復旧)、現在も中国道およ…
ロープアクセスやドローンなどの実演を行う

NEXCO中日本グループ 「技術フェア」を開催

 NEXCO中日本グループは1日、圏央道の圏央厚木IC近くの関口高架橋下で「技術フェア」を開催した。ロープアクセスやドローンなどの橋梁点検手法の実演や、点検業務をはじめ保全・サービス業務を安全、効率的に実施するための技術や製品を展示紹介するもので、大学生やゼネコン、メーカーの社員など約100人が参加した。 宮…
架設桁の桁長は101.6m、鋼重は678.5t

NEXCO東日本 東北中央自動車道で多軸式特殊台車を用いて一括架設

 東日本高速道路(NEXCO東日本)は、同社が建設を進めている東北中央自動車道(南陽高畠IC~山形上山IC間、延長24.4km)の高畠深沼橋で、7月17日夜から18日未明にかけて国道13号を交差する桁の架設工事を行った。同工事は多軸式特殊台車を用いて施工されたもので、東北中央自動車道では同様の工事は初めてとなった。夜間…
床版取替工事ではNEXCO中日本として初めて床版架設機で施工

NEXCO中日本 小田原厚木道路 川端高架橋で床版取替

 中日本高速道路(NEXCO中日本)は、小田原厚木道路の小田原本線料金所~荻窪IC間に架かる川端高架橋(上り線)で床版架設機を採用した床版取替工事を実施した。同橋は1969年の開通から49年が経過し、既設RC床版にひび割れや鉄筋露出などの損傷が発生していることから、大規模更新事業として床版取替えを行う。民家が本線…
上部工の追加鋼桁重量は3560t 下部工も全面的に耐震補強

首都高速道路小松川JCT渡河部工事の軌跡

 首都高速道路は現在、小松川JCTの工事を進めている。  2015年3月に開通した中央環状線の機能を十分に発揮させるために、現在接続されていない中央環状線と7号小松川線を連結する小松川JCTを設置する工事だ。特に中央環状線の埼玉方向と7号小松川線の京葉道路方向は交通需要が多いと予測されており、この方向を結ぶ連結路…
広島県 広島市、東広島市、竹原市、三原市

平成30年7月豪雨 被災現場を巡る①

 6月28~7月8日にかけて、西日本を中心に北海道や中部などを広範囲に襲った平成30年7月豪雨は、各地に甚大な被害をもたらした。7月26日時点で死者は219人が確認された。JR山陽本線、呉線、芸備線、福塩線なども一部区間が不通で、高速道路も一時は山陽自動車道などがその機能を一時止め(7月15日復旧)、現在も中国道およ…
EMC壁高欄採用し、工期を大幅に短縮 

NEXCO中日本 松ヶ平橋床版取替 『スリムクリート』で間詰部を大幅短縮

 中日本高速道路は6月4日、中津川市の中央道園原IC~中津川ICに架かる松ヶ平橋床版取替工事を報道陣に公開した。同橋は1975年8月に供用された橋長297mの鋼3径間連続非合成鈑桁橋×3連で、床版全面約3千㎡を取り替える。そのほか、支承取替48基、伸縮装置取替4か所、塗替.塗装約6千㎡、新しい検査路の設置約900mもそれぞれ…
全国初の車線運用切替規制を実施

NEXCO東日本 道央道 島松川橋で床版取替工事

 東日本高速道路(NEXCO東日本)は、道央自動車道の恵庭IC~北広島IC間に架かる島松川橋(上り線)で床版取替工事を実施した。同区間は札幌と新千歳空港を結ぶ路線に位置するため、交通量が約39,500台/日(大型車混入率約16%)と北海道内でも重交通となっている。そのため、片側1車線の対面通行規制では工事期間中、連日…

連 載

㉝豪雨災害と橋梁

民間と行政、双方の間から見えるもの

富山市
建設技術統括監
植野 芳彦 氏
1.はじめに  暑い日が続きますが、体調など崩されてはいないでしょうか? それにしても暑すぎる。気候が明らかに変わってます。数十年に一度という雨がしょっちゅう降っています。こうなってくると、数十年に一度ではなく、通常の状態なのではないでしょうか? また、台風の進路も変わってきました。 今回は、編集者…
シリーズ「コンクリート構造物の品質確保物語」㉗

群馬県編③ 数値化や施工プロセスの評価が施工者の意識向上につながる

横浜国立大学
大学院 都市イノベーション研究院
教授
細田 暁 氏
 群馬県におけるコンクリートの品質確保の取組み第3回目は、取組みを進めて行くなかでの施工者の意識変化や現場での工夫、産官学協働が施工者にもたらすものについて、河本工業の金子智彦執行役員に聞いた。(聞き手:細田暁横浜国立大学教授 編集:大柴功治)取組みのなかで施工業者の意識が変化 面倒くさいという感覚…
シリーズ「コンクリート構造物の品質確保物語」㉖

群馬県編② インハウスエンジニアがチャレンジすることの大切さ

横浜国立大学
大学院 都市イノベーション研究院
教授
細田 暁 氏
 群馬県におけるコンクリートの品質確保の取組み第2回は中央長野原橋の現場で取り組んだ橋梁上下部工の施工工事、チャレンジ現場での取り組みについて、同県県土整備部都市計画課都市計画係主幹の下山秀男氏に聞いた。インハウスエンジニアの意気込みによって現場がよくなる実例が浮かび上がるそんな対談となった。(聞き…
-分かっていますか?何が問題なのか- ㊵コンクリート橋の健全度分析と耐久性向上(その2) ‐本当にコンクリート橋は壊れにくいのか‐

これでよいのか専門技術者

(一般財団法人)首都高速道路技術センター
上席研究員
髙木 千太郎 氏
はじめに 私の連載は、自らが関連した事故や私の記憶に残っている重大事象を柱にし、毎月連載内容を絞り込む過程で仕入れた話題を入れ、読者の方々に役立つようにと執筆している。私の連載も今回で記念すべき40回を迎えることとなった。思い起こせば第1回目は、小林一輔先生が書かれた「コンクリート構造物の耐久性、コン…

『工法・材料ライブラリー』『記事』更新履歴

2018年7月30日 現場を巡る 平成30年7月豪雨 被災現場を巡る①
2018年6月6日 業界ニュース SEEE協会が年次総会を開催
2018年5月28日 業界ニュース 橋建協 安全の徹底を誓う
2018年5月25日 業界ニュース PC床版継手工法研究会 年次総会を開催