道路構造物ジャーナルNET

『床版防水』

鋼床版面積が大きく、車線規制下での施工と通行止めでの施工両方で行う現場を巡る

名高速 高速2号東山線新洲崎JCT~丸田町JCT間4.3kmをリフレッシュ

 名古屋高速道路公社は、10月28日~11月4日にかけて高速2号東山線新洲崎JCT~丸田町JCT間(入口3カ所、出口2カ所含む)の延長約4.3kmのリフレッシュ工事を車線規制及び上下線通行止めして施工する工事を行った。RC床版では床版の補修、複合防水の設置、舗装の打ち替え、鋼床版では舗装打替えを主とするリフレッシュ工事を実施するもの。通常は9日間程度を通行止めしての施工であるが、今回は鋼床版の施工面積…

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1号線から4号線の全25kmを管理 高低差は最大で200m程度あり、凍結防止剤散布地域もインタビュー

広島高速道路公社 床版の取替や高性能防水を本格化

 広島高速道路公社は高速1号線から4号線の約25kmを管理している。山陽道等の高速道路や副都心地区と市街地とを結ぶなど重要な都市高速道路であり、河川及び海岸に沿った市街地と丘陵地などに整備されていることから、橋梁とトンネルの比率が非常に高くなっている。供用から37年が経過した1号線の橋梁は、建設時の床版防水が部分的にしか施工されていないこと、また標高が高い区間では凍結防止剤を多く散布し…

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Hydro-Jet RD工法、UFC床版製作施工も着実に改良、HSPJを初採用現場を巡る

阪神高速神戸線 リニューアル工事の床版取替工で新技術を続々投入

 阪神高速道路は今春(5月19日午前4時~6月7日午前6時)、3号神戸線京橋IC~摩耶IC間約4.2kmの上下線において終日通行止めを行ってのリニューアル工事を行った。同現場では舗装補修を約62,000㎡で行ったほか、床版取替を2箇所(528㎡と198㎡)で行っている。床版補修としては、鋼床版(対象3,768㎡)のうち、亀裂が顕在化している箇所約500㎡でSFRC基層による補強を行った(SFRC補強非対象の鋼床版はグースア…

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2032年には供用後半世紀を経る路線が全体の5割に達するインタビュー

NEXCO中日本 中井 俊雄 保全企画本部長インタビュー

 中日本高速道路は、2023年度期首で2,183kmの高速道路を管理している。開通後の経過年数が50年以上の路線延長は約1/4におよび、東名・名神の全線、中央道の調布~河口湖、東名阪道の桑名~亀山などがある。また、40年以上を超える路線延長は5割を超え、2032年度には半分以上が開通後50年を迎えることになる。損傷は疲労によるものもあれば凍結防止剤による塩害由来のものもある。また富山県域ではアルカリシリ…

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高性能床版防水とSMA間の付着力不足でポットホールが多発現場を巡る

NEXCO中日本 供用後8年の舞鶴若狭道路において床版防水工をBLGで補修

 NEXCO中日本敦賀保全・サービスセンターは、舞鶴若狭自動車道(以降、舞若道)の橋梁において、舗装が傷んだ箇所における床版防水の再施工を行っている。舞若道は暫定2車線で2014年に供用しており、未だ8年しか経過していないが、路面にポットホールなどが点在するようになり、調査の結果、GⅡで施工した高性能床版防水と基層であるSMAの接着がうまくいっていなかったことが分かった。そのため、既存舗装とGⅡ…

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土木分野では橋梁床版防水、地下防水、剥落防止工などで定評インタビュー

シーカ・ジャパンが4月1日に誕生!

 2023年4月1日、日本シーカ、ダイフレックス、ディックプルーフィング、シーカ・ハマタイト、シーカハマタイト販売の5社が統合した新たな会社『シーカ・ジャパン』が誕生した。同社は建設および自動車を中心とした産業に強みを持つ樹脂製品を中心とした産業資材を供給する会社として、統合のシナジーを生かして、ワンストップ・ソリューションサプライヤーを合言葉に積極的に各分野への自社製品の浸透を図って…

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兵庫県道路公社 供用後20年程度しか経過していない橋梁で床版上面の土砂化や鉄筋露出が発生現場を巡る

播但連絡道路 床版打替え・複合床版防水工などを施工

 兵庫県道路公社では、同公社が所管する播但連絡道路(姫路JCT~和田山IC間65.1km)の朝来市内にある円山そり橋(橋長46m、幅員10.55m、床版面積483㎡)と羽渕橋(橋長86.5m、幅員10.56~16.07m、同992㎡)について床版の補修及び複合床版防水の施工、舗装の打ち替えを行った。両橋は、同道路で一番新しく供用された区間(2000年5月供用)にも関わらず、床版上面の一部土砂化、床版下面には貫通ひび割れやエフ…

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「ハードフレッシュ工法」~高い床版補強効果と防水効果を併せ持つ高浸透床版複合防水工法~

工法・材料ライブラリー

 「ハードフレッシュ工法」は、橋梁のコンクリート床版の耐久性向上を図ることを目的に、1次防水として高浸透型防水材「レジリエントプライマー」、2次防水としてアスファルト加熱型塗膜防水材「フレッシュコート」を施した床版補強型高浸透床版複合防水工法である。「ハードフレッシュ工法」は、高い床版防水効果と床版上面に発生したひび割れへの高い浸透・接着性を有していることから、床版の剛性回復を…

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「HQハイブレンAU工法」~アスファルトとウレタン樹脂の融合~

工法・材料ライブラリー

 HQハイブレンAU工法は、コンクリート床版を対象とした耐久性の高いアスファルトウレタン塗膜系床版防水工法です。床版から端部立ち上げ部までシームレスに施工が可能であり、舗装との接着性にも優れる床版防水工法です。アスファルト改質技術を駆使したアスファルトウレタン系の塗膜防水材で、親和性の高い防水層を構築できます。また、アスファルト舗装との接着に優れる改質アスファルト接着層を開発したこ…

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「ノバプロテクト工法」~アクリル樹脂系防水層とアスファルト防水層による二重防水~

工法・材料ライブラリー

 日東化工は、新開発のアクリル樹脂とアスファルト系塗膜防水材による橋梁コンクリート床版向け複合床版防水工法「ノバプロテクト工法」を展開している。対象は短い規制時間の施工が求められる都市高速やコンクリートの経年劣化を主因とした損傷が多い自治体の橋梁。床版表面を下地処理した後、コンクリート表面のひび割れに含浸するアクリル樹脂を表面に塗布(第1防水層)、アスファルトコーティング珪砂を敷…

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「BRB-4500」「BRB-2800」~床版上の舗装、防水層を効率よくはがすことが可能な大型剥がし機械~

工法・材料ライブラリー

 フタミは、床版防水層や樹脂舗装などを効率よく剥がすことのできる乗用タイプの大型剥がし機械(BRB-4500(重量約2㌧)、BRB-2800(重量1㌧強))を米国から導入し、名古屋高速道路公社などで実績をあげている。高速道路における高機能防水(グレードⅡ)の下地処理で、既設舗装切削時に床版上に残す厚さ1㌢程度の切削残留層を効率よく、また床板を傷つけずに除去可能なことが特徴だ。従来は…

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「レジテクトWG」~シームレスで耐久性の高い高性能床版防水~

工法・材料ライブラリー

 ダイフレックスは、速硬化性ポリウレタン樹脂を防水層に用いた高性能床版防水工法「レジテクトWG」工法を展開している。30年間の耐久性能を要求するNEXCO3社の構造物施工管理要領床版防水(グレードⅡ)に適応した工法で、既に50万平方㍍弱の実績を有している。同工法の特徴は①特殊機械での吹き付け施工のため、シームレスな防水膜の形成、塗膜厚を下地の形状に合わせて確保できる②防水材は吹き付け後約…

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「シガムコート」~床版のひび割れを補修しつつ防水性能を満たす

工法・材料ライブラリー

 シガムコート工法は、橋梁のコンクリート床版の耐久性向上を目的とし、MMA樹脂防水層「シガムプライマー」と改質アスファルト防水層を組み合わせた複合型防水工法だ。床版上面を清掃後、塗布するシガムプライマーはコンクリート床版のひび割れに浸透して閉塞効果により補修するとともに上部のアスファルト防水層のプライマーとして機能する。複合防水構造の上面である改質アスファルト系防水層を形成する「シ…

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「デッキコート複合防水工法」~アクリル樹脂が床版のクラックに浸透して補修し、アスファルト加熱型塗膜系防水材料の複合により床版を防水~

工法・材料ライブラリー

 電気化学工業は、橋梁のコンクリート床版防水分野にアクリル樹脂系浸透型防水材料とアスファルト加熱型塗膜系防水材料を組み合わせた「デッキコート複合防水工法」を展開している。アクリル樹脂系浸透型防水材料(「デッキコートN」)が床版のクラックに浸透して補修を行い、防水機能・耐久性能を向上させるとともに珪砂と共にアスファルト加熱型塗膜塗膜系防水材料の付着強度を向上させるプライマーとして機…

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