道路構造物ジャーナルNET

『首都高速』

施工方法を河川上から陸上に変更し架設期間3分の1に現場を巡る

首都高速 堀切小菅間拡幅工が大詰め迎える

 首都高速道路東京西局プロジェクト本部は、中央環状線の堀切・小菅JCT間のうち延長560㍍区間の改良を進めている。1日交通量は約8万台に達することや、同JCT間は短い延長内に合流および分流が存在しており、現在の1方向3車線では慢性的な交通渋滞が発生する状況にある。そこで渋滞を緩和し中央環状線の機能を向上させることを目的として、ダブルデッキの下層(内回り)について現行3車線を河川側に最大3.4㍍拡…

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着手から1年半の短期間で完了、9月14日供用へ プレキャスト部材を多用現場を巡る

首都高速道路 1号羽田線東品川桟橋・鮫洲埋立部上り線迂回路を現場公開

 首都高速道路は6日、14日から供用する高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)の上り線迂回路(約1.9km)を記者団に現場公開した。同迂回路は現道と護岸との間の狭い運河部に建設したもの。昨年2月に工事着手し、約1年半の年月をかけて完成の運びとなった。同工事は最大で日約350人が従事。プレキャスト部材を多用することで工期の短縮に努めている。東品川桟橋・鮫洲埋立部の更新計画。迂回路は緑色の線。…

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水性塗料と有害物質を飛散させない安全な素地調整インタビュー

首都高速 鋼橋塗装設計施工要領を新たに制定

 首都高速道路は、高速道路の構造物の約8割を高架橋形式が占め、その大半で鋼桁形式を採用している。そのため、鋼橋の塗装更新は必須だが、先に発生した作業員の鉛中毒、2度の火災事故などその作業環境の抜本的な変更を迫られていた。それを意識して制定されたのが本日上梓された「鋼橋塗装設計施工要領」だ。首都高の現場に即した塗膜除去方法、安全・安心・環境を意識した水性塗料の採用、コンクリート高欄…

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夜間時の施工距離は15mから45mに向上現場を巡る

首都高渋谷線で中空床版上面を乾式吹き付け工法を応用したPCM舗装で補修

 首都高速3号渋谷線の大橋JCT~谷町JCT間で4月16日午前5時から24時間1車線を交通規制した集中工事が始まった。工事は全て日曜日に同様の規制方法で行い、全4回(4月16日、5月28日、6月4日、7月2日)で、舗装打ち換え、ジョイント交換、壁高欄の塗装、ガードレールの補修などが行われている。また、舗装切削機によって削られたRCホロースラブ上面の補修・補強に、昨年3月に首都高速1号上野線で初めて施工された…

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北西線も2020年東京オリンピック・パラリンピック開催までに開通目指すインタビュー

首都高速道路 横浜北線がついに開通

 首都高速道路は、3月18日16時に横浜北線の供用を開始した。同線は、生麦JCT付近の複雑な構造物、JRの東海道本線や東海道新幹線、京浜急行電鉄などを跨ぐ高架の建設、延長5.9kmの横浜北トンネル、土木学会田中賞を受賞した大熊川トラス橋など多様な構造物を厳しい条件下で施工した。今後は北西線の建設を進めていくが、これも東京オリンピック・パラリンピック開催前の供用というミッションが与えられている。…

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延長8.2km うち5.9kmがトンネル構造現場を巡る

首都高速 横浜北線を報道陣に先行公開

 首都高速道路は9日、18日16時に開通する横浜北線(延長8.2km)を報道陣に現場公開した。岸谷生麦付近や生麦JCT付近の入り組んだ高架構造、横浜北トンネルの構造や安全設備、横浜港北JCTの構造や、今後の北西線に建設について、寺山徹神奈川建設局長などが詳細に説明した。横浜北線は延長の7割に当たる5.9kmがトンネル構造で、岸谷生麦出入口、馬場出入口、新横浜出入口と3箇所の出入口を有する。なお、馬場出…

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1号羽田線を夜間通行止め 東京モノレールのき電停止時間内に施工現場を巡る

首都高速 大井水管橋のP1~A2を撤去、トラス桁に再架設

 首都高速道路は、昨年10~11月にかけて東京都水道局が所管する大井水管橋(2径間鋼ランガー補剛桁、165㍍)のうち、1号羽田線および東京モノレール上に架かるP1~A2(約80㍍)の桁撤去およびトラス桁形式への架替えを行った。首都高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)更新工事の一部を成すもの。更新後の高速1号の桁位置(水面からの桁下クリアランス20㍍程度の位置を通過する)では、既存の水管橋の桁の…

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鋼床版箱桁、コンクリート桁約412㍍現場を巡る

首都高大規模更新 大井JCTの1号羽田線アプローチ桁を撤去

 首都高速道路は、首都高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)更新工事に伴い、工事用の仮桟橋を構築するため、大井JCTの1号羽田線アプローチ部の桁を撤去する工事を進めている。撤去延長は鋼床版箱桁(P10近傍J7~P13間205㍍)とPCT桁橋・RCホロースラブ橋(P13~P25間207㍍)の約412㍍。このうち6月下旬から、鋼桁のP11近傍J12~P13間124㍍とコンクリート桁全てを撤去した。その現場を取材した。(井手迫…

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床版上面の被り厚確保および防水性・耐力を向上現場を巡る

首都高速1号上野線で初めてPCM舗装による床版補強を採用

 首都高速道路㈱は、1号上野線上りの中央区日本橋1丁目~日本橋三丁目地内で、PCM舗装によるRC床版の上面増厚補強を進めている。7月28日に現場を取材したので報告する。なお、PCM舗装の開発経緯等については既報のインタビューにも記載しているので未読の方はそちらもぜひご併読いただきたい(井手迫瑞樹)。設計床版厚は160㍉実測は120㍉の箇所も貫通ひび割れからの浸水により鋼桁上フランジが腐食・膨張ハン…

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1200㍍が高架、460㍍がPC・PCaU型ボックス構造現場を巡る

首都高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)更新工事の現場を記者団に公開

 首都高速道路は30日、同社の大規模更新工事の初弾事業である高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)更新工事の現場を記者団に公開した。昭和38年に供用された東品川桟橋区間(延長1,200㍍、幅員17㍍、上部工:RC桟橋構造、下部工:PC杭+セルラー)と鮫洲埋立部区間(460㍍、17㍍、タイロッド式鋼矢板土留め構造)を高架橋形式およびPCPCaU型ボックス構造に更新するもので、平成38年度まで続く大工事となる…

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契約、工事の2段階方式で締結現場を巡る

首都高速 高速大師橋の更新事業 契約手続き(案)を公表

 首都高速道路は、高速神奈川1号横羽線の多摩川渡河部に架かる高速大師橋について、更新事業の契約手続き(案)を公表した。渡河部のうち橋長292㍍の鋼橋区間を同じ箇所に架け替えるもの。5月上旬に手続開始の公示を行い、技術提案書の提出、技術対話などを経て、9月中旬には基本協定書、実施設計契約の締結、価格等交渉を経て29年4月に工事契約の締結を行う2段階方式で契約する。これは、実施設計を経て河川…

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既存ケーブルが腐食、一部が破断現場を巡る

首都高速芝浦地区 橋脚梁部補強用PCケーブルを交換

 首都高速道路は、高速1号羽田線の芝浦地区にあるRCラーメン橋脚の横梁補強のために設置したPC外ケーブルの張り替え工事を行っている。同橋脚は昭和36年に製作され、37年に供用されたもので径間長25㍍のPC単純T型桁を支持している橋脚。供用後の交通量とりわけ大型車の増加により、昭和40年代後半に橋脚の隅角部に最大4.5㍉幅のひび割れが生じたため、その補強のために昭和49年に横梁に沿ってPC外ケーブル(鋼…

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千駄ヶ谷付近のゲルバー構造を持つPC箱桁橋現場を巡る

首都高速 供用しながら3カ所のゲルバー部を改良

 首都高速道路は西東京管理局管内高速4号新宿線の東京都渋谷区千駄ヶ谷1丁目付近に架かる5径間のゲルバー構造を持つPC箱桁橋について改良工および床版補強工、コンクリート片剥落防止工を施工している。(井手迫瑞樹)同橋は橋長164.15㍍のゲルバー構造を有する片側2径間ずつのPCラーメン箱桁の中間部に吊桁として単純PC箱桁がある構造をしている。ゲルバー部は橋脚番号4193(以降仮にP2)の3㍍橋脚番号4194(…

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堀切・小菅JCT間約560㍍を4車線化現場を巡る

首都高速道路で免震と制震を合わせた橋梁全体の耐震設計を採用

 首都高速道路東京建設局は、中央環状線の堀切・小菅JCT間のうち延長560㍍区間の改良を進めている。同JCT間は短い延長内に合流および分流が存在しており、1日交通量は8万台強に達するため、現在の1方向3車線では慢性的な交通渋滞が発生する状況にある。そこで渋滞を緩和し中央環状線の機能を向上させることを目的として、ダブルデッキの下層(内回り)について現行3車線を河川側に最大3.4㍍拡幅し、4車線化す…

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首都高速道路 現場を巡る

塗装塗り替え工事の火災防止策について中間とりまとめ

 首都高速道路は塗装塗り替え工事による火災事故再発防止委員会の中間とりまとめを公表した。当面の再発防止策、最悪事態の回避のための避難計画の作成が骨子。また、継続的な取組事項として塗膜剥離剤を含む可燃物の取り扱いを減らしていくこと、火災安全対策マニュアルの策定などが挙げられている。当面の再発防止策として、①施工計画の遵守、②安全設備・装備の使用、③危険物の管理、④安全管理体制の強化、⑤…

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首都高速道路 板橋JCT~熊野町JCT間改良工事現場を巡る

ダブルデッキを上下層とも拡幅、サンドイッチ工法を採用

 山手通りへの影響を最小限に施工首都高速道路東京建設局は、中央環状線(および5号池袋線)の板橋JCT~熊野町JCT間のうち延長520㍍区間の改良を進めている。同JCT間は短い延長内に合流および分流が存在しており、交通渋滞が発生しやすい状況にある。中央環状品川線の開通後は交通量のさらなる増加が見込まれているため、ダブルデッキの上下層とも両側を1.7㍍ずつ拡幅して、現行3車線を4車線に1車線増やす工事…

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大規模更新・大規模修繕の詳細固まるインタビュー

東品川桟橋・鮫洲埋立部など着手

 首都高速道路は、6月に大規模更新・大規模修繕の詳細を固め、1号羽田線東品川桟橋・鮫洲埋立部を皮切りに順次、工事に着手していく。この話題を中心に首都高速道路グループの維持管理体制の強化、新設6路線の進捗状況などについて菅原秀夫社長に聞いた。(井手迫瑞樹)新規路線は6路線28.3㌔が事業中中央環状品川線が大詰め――まずは、今年度の事業進捗状況を教えてください。菅原まず新規路線は6路線28.3…

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「エンジニア育成プラン」と「技術開発推進会議」の設立インタビュー

更新時期を迎えた首都高速道路の人材育成・技術開発

 首都高速道路は供用後50年を経過した。昭和48年道路橋示方書以前に作られた構造物も多く、大型車交通台数は平均17,000台以上が走ることから、疲労などによる損傷が鋼・コンクリート問わず比較的多くの個所で生じている。こうした状況に対応するため、「首都高エンジニア育成プラン」に基づき、専門技術力をベースにマネジメント能力を備えた「T型エンジニア」を育成し、人材面からより確実で効率的な維持管理…

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