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UFCは5技術、鉄筋等腐食状況把握技術は3技術を比較

国土交通省 UFCと鉄筋等腐食状況把握技術の技術比較表を公表

 国土交通省は20日、「耐久性に優れる超高強度繊維補強コンクリート技術」(以下、「UFC」)および「簡易に鋼材、鉄筋等の腐食状況を把握できる技術」(以下、「鉄筋等腐食状況把握技術」)の技術比較表を公表した。新技術の活用を促進することを目的に技術公募を行い、「UFC」では応募時に提出された性能比較表をもとに、「鉄筋等腐食状況把握技術」では提出された性能比較表とともに現場実証試験などを行い、技術比較表をとりまとめたもの。
「UFC」での公募技術は、・橋梁の桁高低減や長寿命化が要求される道路橋床版、歩道橋、トンネルなどの道路構造物のほか、河川、ダムなど公共土木施設への適用の可能性があること ・圧縮強度100N/mm2以上の超高強度繊維補強コンクリートを対象 ・凍結融解抵抗性が凍結融解サイクル300サイクルで相対動弾性係数95%以上――となっている。これに対して、「スリムクリート」(大林組・宇部興産)、「ダクタルフォーム」(太平洋セメント)、「サクセム部材」(鹿島建設)、「ESCON」(エスイー)、「J-ティフコム工法」(美和テック)の比較を行った。比較内容は、使用材料や硬化コンクリートの特性、構造特性、耐久性能、経済性比較などで表としてまとめられている。


(左)スリムクリート施工例/(右)サクセムを用いたUFC床版

(左)ESCON受圧板/(右)J-ティフコム施工例

「鉄筋等腐食状況把握技術」での公募技術は、コンクリートに内在する鋼材や鉄筋などの腐食状況を非破壊により検出する技術で、「MDKセンサによるコンクリート構造物内鉄筋腐食非破壊検査装置」(偕成エンジニア)、「ガルバノスタット法による腐食測定『コロマップ』」(エフティーエス)、「電磁パルス応用鉄筋腐食診断技術」(アミック)の比較を実施した。現場実証試験方法は、「電気的に腐食(電食)させた鉄筋を埋設した、コンクリート供試体を試験対象とする。埋設する鉄筋は、腐食分布や腐食程度、かぶり等が異なる主鉄筋を埋没する」というものだった。比較内容は、検出原理、検出対象物、試験結果などとなっている。

(2021年1月21日掲載)