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吊上げ荷重は3613t。FC船「海翔」の定格荷重の88%に達する

国土交通省徳島河川国道 新町川橋の最終架設を実施

 国土交通省四国地方整備局徳島河川国道事務所は5日、四国横断自動車道(徳島津田IC~徳島沖洲IC)の新町川に架かる新町川橋(仮称)の4回目の架設工事を行った。同橋は、橋長500m、総幅員28.64mの鋼3径間連続鋼床版箱桁橋。架設は4回に分けて行われ、今回が最終架設となった。

 架設したのは中央径間J16~J25のブロックで、長さ160m、鋼桁重量2,900t、セッティングビームなどの冶具を合わせた合計重量は3,463tとなり、合計重量は4回の架設のなかで最大である。架設は、寄神建設の4,100t吊FC船「海翔」を用いて行われたが、吊具150tを含めた吊上げ荷重は3,613tで、日本最大の同船でも負荷率は88%に達し、慎重な施工が求められた。



架設前日の状況


架設前の中央径間。左写真:右岸から(手前がP3橋脚)/右写真:左岸から


 当日は、7時から吊上げ作業を開始、7時半過ぎにはFC船の係留を解除した。新町川橋上流の徳島港から8時に出港した南海フェリーの通過を待ち、8時15分過ぎから係留地から架設地まで約2kmの吊曳航を始めている。なお、航路は21時まで全面封鎖を行った。9時頃からワイヤーによる曳航のための作業を行い、10時から所定位置まで前進してブロックを吊り下ろしていった。橋軸方向、橋軸直角の調整を行いながら、13時半にはセッティングビームを架設済みブロック上に設置したジャッキにタッチさせ、荷重を預け終えた後、FC船側の荷重を開放して玉掛けを外す作業を行った。



吊上げ、係留解除後、フェリーの通過を待つ


架設地手前まで吊曳航(徳島沖洲IC(左岸)側の沖洲高架橋上から)


架設地点まで前進


調整を行いながら慎重に桁を吊り下ろしていく。セッティングビームも巨大だ


桁がほぼ収まった状況(左写真:左岸から/右写真:右岸から)


眉山山頂から


 元請は、川田工業・横河ブリッジ・エムエムブリッジJV。

(2020年12月7日掲載。後日、詳細記事を『現場を巡る』で掲載予定です)