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自走台車とダブルツインジャッキで113mを送出し

NEXCO東日本 黒埼跨道橋の北陸道を跨ぐ部分の桁を夜間架設

 東日本高速道路(NEXCO東日本)新潟支社は、9月15日夜から16日未明にかけて新潟中央環状道路・黒埼跨道橋の北陸自動車道を跨ぐ桁を送出し工法で架設する工事を行った。同工事は新潟市から受託した工事で、施工者は藤木鉄工。

 同橋は橋長245mの鋼5径間連続(鈑桁+細幅箱桁)橋。架設したのはP2~P3間の細幅箱桁部で桁長は71.5m、鋼重は220tだった。当日は、北陸道の新潟中央JCT~巻潟東IC間(上り線)および巻潟東IC~新潟西IC(下り線)を21時から翌6時まで通行止めにして、P3側からP2側へ合計113.05mを3回に分けて送り出している。送出し設備は、桁と手延べ機(46.2m)のほぼ中間地点に自走台車、桁後方に縦走台車、P2橋脚とP3橋脚上にエンドレス滑り装置、後方桁側にタブルツインジャッキを配置した。

 1回目は、通行止め規制完了後の21時30分から自走台車で毎分平均2.5mの速度で61.5m送り出し、22時に手延べ機先端をP2橋脚上まで到達させた。自走台車を解放後、0時10分からはダブルツインジャッキを用いて2回目を開始。微調整を繰り返しながら、毎分平均1mの速度で25mの送り出しを1時20分に完了している。3回目は縦走台車を解放後、2時から同じくダブルツインジャッキで26.55m送り出し、2時50分に完了した。その後、ラッシングなどを行い、4時30分に架設作業を終えて、予定より早い5時15分に通行止めを解除している。




(上・下左写真)施工前状況/(下右写真)1回目送出し施工中


1回目送出し完了時



2回目送出し完了時



送出し完了


 施工にあたっては通行止め時間内という限られた時間での作業となるため、自走台車やダブルツインジャッキが万一故障した時に、自走台車ではダブツインジャッキを、ダブルツインジャッキでは予備のダブルツインジャッキを使用できる対策を講じた。さらに、試験引きの際には「問題が生じたときにいかに早く対処するかを入念に確認した」(NEXCO東日本)という。

 9月29日夜間には桁をP2側で0.65m、P3側で1.45mジャッキダウンさせて所定の高さに調整する予定だ。上部工工事一次下請けは、横河ブリッジ。

 新潟中央環状道路は、新潟市が整備を進めている北見島見町~西蒲区白浜間約45kmの主要地方道で、放射状の都心アクセス道路を環状に結ぶことで市内のネットワーク強化を目指している。黒埼跨道橋を含む国道8号~国道116号間(延長約8km/事業延長約5km)は、2022年度末に開通予定で、地域住民の利便性向上や周辺の工業団地、黒埼SICへのアクセス向上が図られることになる。

(2020年9月17日掲載。詳細は後日、「現場を巡る」コーナーで掲載予定です)