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3000t吊FC船『富士』を使って施工

川崎市 殿町羽田空港連絡橋 台船架設最終ブロックの浜出しを完了

 川崎市が建設を進める殿町羽田空港連絡橋(橋長674m、3径間連続鋼床版箱桁+2径間連続鋼鈑桁)の台船架設のための最後の浜出しが、16日8時から千葉県富津市の富津みなと公園近く公共岸壁において3,000t吊FC船『富士』を使って施工された。

 台船架設で最終(5回目)の施工となる今回の鋼床版箱桁ブロックは長さ約40m、重量約800tで、これを8点で玉掛けし、地組ベントから10.9mの高さまで吊上げて、台船が入るスペースを作るために吊ったまま富士を後退させた。台船は写真のように縦に入り、桁を横配置して受けたが、これは台船架設を行う現場の幅が狭く、通常のように橋軸と同じように船体を横にする幅がなく、縦に入り込んで施工する必要があるためだ。桁が左側に多少下り勾配があるのも橋梁の縦断線形を考慮し、予め配置しているもので、ジャッキも片側にだけ配置している。

玉掛け前の状況/8時半ごろから玉掛けを開始した

テンションがかかり地切っていく

完全に地切った

吊上げて後退してできたスペースに台船が縦に入っていく

介錯ロープで慎重に台船上のベントに桁を誘導していく
 8時から施工を開始し、10時20分にFC船から台船に桁を降ろし終え、11時過ぎには玉掛けを外した。今日は台船を岸壁に固縛し、19日に出港し架設現場近くへ入り、21日早朝に台船架設を行う予定だ。


台船に完全に載せた。台船に桁をクロスするように載せ、左側に下り勾配なのは現場条件に合わせたため

玉掛けは11時過ぎに外した

 施工は五洋・日立造船・不動テトラ・横河・本間・高田JV。下請は深田サルベージ建設、トーヨーテクニカ、磯部塗装、大瀧ジャッキなど。

(2020年7月16日掲載、写真・文:井手迫瑞樹)