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東品川桟橋部区間は海水面からの離隔を確保した高架構造に

首都高速道路 1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)の下り線を16日に更新線に切り替え

 首都高速道路は10日、大規模更新事業として実施している高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)工事において、6月16日午前1時に下り線の交通を更新線に切り替えることを発表した。
 1963年12月に供用された東品川桟橋・鮫洲埋立部区間(延長約1.9km)は、1日平均約7万台という重交通路線に加え、海面に近接していることから厳しい腐食環境にあり、コンクリートの剥離や鉄筋の腐食などの損傷が多数発生していた。そのため、長期的な安全性を確保する観点から2016年2月に更新事業に着手し、2026年度の完成を目指している。

 更新にあたっては、可能な限り通行止めを行うことなく交通を確保するためにう回路を設置して、交通を切り替えながら工事を進めている。2017年9月に上り線の交通をう回路に切り替えた後、旧上り線を撤去して、将来上り線となる更新線の工事を推進。この更新線が完成したことから、16日に暫定下り線として交通を切り替えることになった。今後は、旧下り線を撤去して、将来下り線となる更新線の工事を行い、完成後に暫定下り線を切り替えて、上り線をう回路から更新線に切り替えていく。



東品川桟橋部(都心方面を望む)/施工ステップ(首都高速道路提供。以下同)


 東品川桟橋部の更新線は、桁下クリアランスを5mから最大20mの高架構造(更新前の上下線は桁下クリアランスが0~5m)として、塩分などの劣化因子の影響を最小限とするようにした。新設の橋脚26基は長期耐久性の観点からすべて鋼製橋脚として、ステンレスライニングや金属溶射といった重防食対策行っている。また、桁には中空構造の恒久足場を設置して、景観性とともに維持管理性を確保して、外部からの劣化因子を遮断するようにしている。

 鮫洲埋立部では、中空のプレキャストボックス構造の採用により耐久性と維持管理性の向上を図るとともに、地耐力確保、液状化対策のためにプレキャストボックス下の地盤改良を行っている。



更新線完成状況 東品川桟橋部/鮫洲埋立部


更新線橋面上(大井水管橋付近)/恒久足場内部

(2020年6月11日掲載)


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