道路構造物ジャーナルNET

業界初の水圧駆動モーター搭載の削孔マシン

第一カッター興業・光明工事・シブヤ 水圧駆動式削孔工法「エコア・コアドリル」がNETIS登録

公開日:2020.05.08

 第一カッター興業と光明工事、シブヤが開発した水圧駆動式削孔工法「エコア・コアドリル」がこのほどNETISに登録された。登録番号は、KT-200019-A。水圧駆動モーター搭載の削孔マシンは業界初となる。
 電動工具が使用できない水際や水中工事では、これまで油圧機器とエアー工具による作業が一般的だったが、油圧機器からの油漏れ対策が必須で施工にあたり大きな負担となっていた。同工法では、清水を使用して水圧でユニットとコアドリルのモーターを駆動させるので、油漏れのリスクがなく、その対策も不要となる。削孔能力は、油圧コアモーターと同等レベルを実現。作業油も使用しないので、廃オイルの処理も不要だ。また、施工は第一カッター興業グループの潜水士が行うので、施工者による潜水士の手配は不要となっている。水中や水際で行われる橋梁下部工工事や桟橋工事、河川工事などでの導入が期待されている。
 第一カッター興業では、ワイヤーソーやウォールソーについても水圧式稼働システム「エコア」の開発を進めている。


エコア コアドリルでの施工

エコア 水圧ユニットとエコア コアドリルの仕様

(2020年5月8日掲載)

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