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明石工業高等専門学生を対象に講義と体験実習を行う

橋建協など3団体 「明石鋼橋専門学校」を開校

 日本橋梁建設協会(略称・橋建協、会長=満岡次郎・IHI社長)、日本鋼構造物循環式ブラスト技術協会(会長=山田博文・ヤマダインフラテクノス社長)、ツタワルドボク(会長=片山英資・特殊高所技術執行役員)の3団体と明石工業高等専門学校は10月26日、同校で「一日限定開校 明石鋼橋専門学校」を開催し、学生21人が受講した。

 土木業界や橋の保全業務の第一線で働く技術者による講義や体験実習を通じて橋や業界の魅力を学生に伝えることで理解を深めてもらうとともに、興味や関心を引き出すことを目的とした催しで、昨年の木更津工業高等専門学校に続く2回目の開催となった。

 最初に、一日校長の本間順・橋建協保全委員会幹事長(駒井ハルテック技術本部橋梁設計部長)が「鋼橋の魅力と私の技術人生―未来を引き継ぐ後輩へ―」と題して講和を行い、日本の公共工事における役割分担や鋼橋の施工事例を紹介。また、兵庫県南部地震や熊本地震による鋼橋の被害調査や修繕に関わった体験を語り、設計開発、製作、架設の各部門の業務についても説明した。

 鋼橋の保全実習では、橋を長持ちさせることを目的に学生らは、①錆を除去せよ=ブラストによる錆の除去、②疲労亀裂を発見せよ=非破壊検査(MTやUTなど)を実施し、疲労亀裂の発生個所を調べる、③補強部材を取り付けよ=高力ボルトによる締め付けを実施し、所定のトルクとの誤差を確認――の3つのミッションに取り組んだ。



ブラストによる錆除去/非破壊検査による疲労亀裂確認


高力ボルトによる締め付け


 さらに、VRによる橋梁架設工事現場の体験コーナーも設置。業務内容についての質疑応答も実施し、具体的な業務のほか、休日などの勤務状況について、学生と技術者で意見交換した。

 本間校長は「早い段階で志や目標を持って自分の進むべき道を見つけてほしい」と述べた。



明石工業高等専門学校の学生21人が受講した

(2019年11月1日掲載 佐藤直人)