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谷倉泉施工技術総合研究所技師長と園田佳巨九州大学教授が特別講演

ESCON協会 「2019年度 技術講演会」を開催

 ESCON協会(森元峯夫会長、右肩写真)は21日、東京・アルカディア市ヶ谷で「2019年度 技術講演会」を開催した。森元会長は冒頭の挨拶で、「超高強度繊維補強コンクリートは実用化の段階に入りつつあり、fib(国際構造コンクリート連盟)の論文集でも多くの論文が発表されている」と説明した後、国内では急速な少子高齢化の進展により人手不足が深刻な問題になっていることに触れ、「ESCONは100年以上の耐久性を期待できるとともに、従来のコンクリートと比較してボリューム(厚さと重さ)も約半分となるので、工期も約半分になる。まさしくプレキャスト工法の時代に適合した画期的なコンクリートであると考えている」と述べた。

 特別講演は、谷倉泉氏(施工技術総合研究所 技師長)が「最近の社会動向とコンクリート構造物の補修技術 ~はつり処理が構造物に及ぼす影響~」、園田佳巨氏(九州大学教授)が「ESCONを用いた高性能構造部材の開発に関する期待」というテーマでそれぞれ行った。

 谷倉氏は、ブレーカによるはつりとWJによるはつりの相違点を説明し、コンクリート変状部に対するはつり処理方法を提案。園田氏は、ESCONとたわみ性に優れた材料を組み合わせることで耐衝撃性に優れた部材を開発できるとした。



(左)谷倉泉氏/(右)園田佳巨氏


 ESCON製RC部材の腐食促進試験の中間報告では、「ひび割れ幅が0.2mm以下であれば、普通コンクリートと比較して腐食抵抗性に優れていること」、「ESCONの適用により、かぶり厚を小さくしても普通コンクリートと同等の腐食抵抗性が確保できる可能性があること」などが説明された。最終的に内部鉄筋の腐食状況を確認して、腐食抵抗性の評価を行う。



約80人が参加した

(2019年10月23日掲載)