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西船場JCTは来年1月末に開通予定

阪神高速道路 年内に大阪湾岸道路西伸部の長大橋構造決定を目指す

 阪神高速道路(幸和範社長、右肩写真)は4日、大阪市内の本社で今年度の取り組み状況について記者会見を行い、大阪湾岸道路西伸部の海上部分にあたる長大橋について、年内に具体的な橋梁構造を決定したいとの考えを示した。また、高速道路におけるRC床版の補修・取替えや鋼床版の亀裂補修などのリニューアル工事について進捗状況を報告するとともに、補修箇所を効率的・的確に早期発見するための非破壊検査技術の確立について、引き続き調査研究を進めていくとした。

 記者会見では、①高速道路ネットワークの整備、②湾岸線(南港北~大浜)リニューアル工事、③交通管理隊へのレッカー車配備、④阪神・淡路大震災での復旧経験の継承に向けた取り組み――などについて報告。ネットワーク整備のうち、大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北IC~駒栄ランプ(仮称)、約14.5km)については、駒栄地区で埋設されている支障物の試掘作業、施工ヤードの整備に着手しており、年内にトンネルを構築するための道路面壁構築に着手したい考え。工事に際して関心が高まっている長大橋の橋梁構造に関しては、「引き続き技術検討委員会を通じて意見を集約しつつ検討を進めており、年内には具体的な橋梁構造を決定していきたい」(幸社長)とした。

 会見ではこのほか、来年1月に開通を予定している西船場JCT改築などの整備状況、既設道路のリニューアル工事進捗、交通管理におけるレッカー車導入効果などを報告。また、来年1月に阪神淡路大震災発生から25年を迎えることを踏まえ、被災構造物などを保存している震災資料保管庫の特別開館などを計画。「復旧を通じて得られた知見や教訓を振り返り、次世代に継承していくための場を作っていきたい」(幸社長)と語った。



大阪湾岸道路西伸部概要図(阪神高速道路HPから)

(2019年10月7日掲載 八木香織)