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鋼重は890t 総勢63人で施工

気仙沼湾横断橋 海上側主塔下部65mを3000t吊FC船で一括架設

 国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所は、気仙沼市朝日町~小々汐の気仙沼湾を横断する個所に架かる気仙沼湾横断橋の建設を進めているが、10日、海上のP12橋脚上の鋼製主塔(高さ100m)のうち、下段部分65mの3,000t吊FC船『富士』を用いて架設した。鋼重は約890t。

5月10日10時ごろの気仙沼湾横断橋の状況(大塚真紀氏提供

主塔概要及び橋梁概要(国土交通省提供資料より抜粋)

 前日までに台船上に載せた主塔を架設地近傍まで寄せ、FC船の玉掛を完了しており、当日は、朝6時半ごろから作業を開始した。台船で水平上になっていた桁を吊り上げ、順次立ち起こしていき、10時半ごろには主塔を脚上に載せ、仮添接を開始した。15日には主塔の上段部分30m(320t)の架設を行う予定。陸上部の主塔は3月13日に架設を完了しており、現在、斜ベント上の桁架設を完了している。

前日夕方の状況(井手迫瑞樹撮影、以下注釈なきは同)/早朝の施工開始直後

まず寝ている状態で吊り上げ/台船を退出させ

少しずつ立ち起こしていく

ボルト施工開始まで至った状況

 気仙沼湾横断橋は、橋長1,344mの鋼3径間連続斜張橋(680m)+鋼3+7径間連続箱桁橋。主塔高はいずれも100mで、今回施工した65m部分は下部を川田工業、上部を宮地エンジニアリングが製作し、宮地エンジニアリングの千葉工場(千葉県市原市)で地組した上で、浜出しし、5日に当地に到着し、架設に臨んでいた。当初は8日に架設する予定であったが、風が強く10日に延期していた。

 主塔の架設完了後は、1年程度かけて、順次桁を伸ばしていく。側径間の箱桁部についても、トラッククレーン+ベントによる桁架設が進んでおり、今後は河川や道路をまたぐ個所の送り出しによる桁架設を行っていく。上部工元請は、今回主塔架設を行った小々汐地区がMMB・宮地・川田JV、朝日地区がJFE・IHI・日ファブJV、陸上部が横河ブリッジ。


陸上部(P11 )主塔、側径間の架設状況

 今次主塔架設の一次下請は深田サルベージ建設(架設)、植田建設工業(鳶)、東京フラッグ(溶接)など。元請職員(7人)、架設(39人)、鳶(17人)、合わせて63人の体制で施工した。(2019年5月10日掲載)