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溝橋、H形鋼桁橋、RC床版橋の点検を効率化

国土交通省 橋梁定期点検要領改定版を公開

 国土交通省は3月29日、直轄管理の道路橋の定期点検に適用する「橋梁定期点検要領」を公開した。2月に同省から通知された「道路橋定期点検要領」に沿って改定されたもの。

 今回の改定版では1巡目の定期点検の課題を反映して、点検の効率化が図られたことが特徴だ。点検対象となる部位・部材区分に、溝橋、H形鋼桁橋、RC床版橋を個別に記載。特定の条件を満たすこれらについては、対象とする損傷の種類を上部構造や下部構造などと比較して大幅に低減した。

 外観からの状態把握が難しい吊橋や斜張橋のケーブル部や埋込部、橋脚の水中部については、状態把握の留意事項をそれぞれ「引張材を有する道路橋の損傷例と定期点検に関する参考資料」「水中部の状態把握に関する参考資料」としてまとめて、点検時の参考になるようにした。

 また、熊本地震、平成30年7月豪雨など大規模な自然災害が相次いだことから、災害地域の道路橋の点検についても一文を記述した。「前回定期点検からの間に、道路橋の状態にとって注意すべき出水や地震等を受けた道路橋では、災害の直後には顕著に表れない変状が把握されることを念頭に状態の把握を行うのがよい。」としたうえで、変状の原因を個々に検討する必要があるとしている。

(2019年4月2日公開)