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3700t吊FC船を使用

NEXCO西日本 関空連絡橋A1~P1の橋桁を架設

 西日本高速道路は12日深夜から13日未明にかけて、関西国際空港連絡橋のA1~P1桁の架設を行った。昨年9月の台風21号によりタンカー船が衝突し、損傷、撤去した桁を新たに製作した桁に架け替えるもの。



A1側(空港島側)から。中央の橋脚がP1


 架け替え桁は、長さ89.8m、重量790t(吊上重量約823t)、有効幅員13.5mで、高田機工和歌山工場で製作された。製作にあたっては既設桁の6割を再利用している。7日に同工場で浜出しを行い、積載能力12,000tの台船で12日朝に架設現場に到着した。

 架設は深田サルベージ建設の3,700t吊FC船「武蔵」を使用し、午後12時20分ごろから玉掛けを開始し、13時45分ごろには約15mの吊上げを完了させて、夜間の架設に備えた。



台船からの桁の吊上げ/吊上げ完了


 23時30分の関西国際空港A滑走路の運行停止を待って、FC船が移動を開始。空港島側へ約50m横移動、連絡橋側へ約50m前進した。0時10分過ぎに並走するJR関西空港線と南海空港線のき電停止が確認されたことから、FC船が約10m再前進して架設位置に到達した。0時30分ごろから巻き下げを開始したが、鉄道線路が近接するため、衝突防止策として桁揺れ止めワイヤーを使用するなどして、約15mを慎重に巻き下げていった。13日3時30分ごろには、桁の仮固定が完了した。



空港島側へ横移動し、前進した



慎重に巻き下げを行った


 同じく損傷、撤去したP1~P2の架け替え桁(IHIインフラシステム製作)は、8日にIHIインフラシステム堺工場から浜出しを行っており、A1~P1桁と同様の工程で13日深夜から14日未明にかけて架設する。

 今後は、舗装、照明設備などの工事を実施し、3月中には現在実施している対面通行規制を解除し、上下線各2車線の4車線を確保できる見通しとなっている。6車線での完全復旧はゴールデンウィークまでに完了予定。

(2018年2月13日掲載)