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149本におよぶ施工報告と研究成果発表

PC工学会 「第27回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム」開催

 プレストレストコンクリート工学会(PC工学会/宇治公隆会長)は、89日に愛媛県松山市のひめぎんホールで「第27回プレストレストコンクリートの発展に関するシンポジウム」を開催し、約680人が参加した。「床版取替え」「補修・補強」「施工技術」など18のテーマで2日間にわたって実施されたセッションでは、149本におよぶ施工報告や研究成果の発表が行われた。また、技術展示会場も設けられ、37団体が部材や補修・補強工法の展示と紹介を行った。


セッション会場。発表後には活発な質疑応答がされた


技術展示会場。会場では各社による技術紹介も行われた

 開会にあたり、シンポジウム実行委員会の岸本一蔵委員長(近畿大学教授)は「社会インフラの効率的な運用が求められているなかで、新しい技術を開拓することはますます重要になっている。建設業はドラスティックな変化が起こりにくい分野だが、社会を支え続ける責務があり地道で着実な成果が求められている。このシンポジウムがみなさまの活躍の糧になれば素晴らしいことだと思う」と述べた。続いて、宇治公隆会長は、今年立て続けに発生した自然災害で被災された方々にお見舞いを述べた後に、
PC工学会の紹介を行うなかで「最近、学生会員が少しずつ増えてきている。次世代を担うという観点からも、若い技術者や学生の参加を期待している」と挨拶を行った。来賓の国土交通省四国地方整備局道路部長の谷村昌史氏は、挨拶で「既存インフラの老朽化が深刻な問題になっている。四国地方整備局の直轄橋梁でも2割のPC橋が早期措置、予防保全段階となっている。さらに、架設後50年を経過するPC橋の割合は20年後には50%を超えて、老朽化の懸念がさらに増大する。メンテナンスの分野において、学会の保有する知見が重要になってくると思う」と語った。



開会式

(左から)挨拶を行う
岸本一蔵委員長/宇治公隆会長/谷村昌史国土交通省四国地方整備局道路部長

セッション終了後、各セッションの最優秀講演賞の授賞セレモニーが行われた
(2018年11月12日掲載)