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鋼構造協会土木鋼構造診断士・診断士補ネットワーク第3回現場見学・評価会

澱川橋梁及び三栖閘門などの土木遺産を見学

 鋼構造協会土木鋼構造診断士・診断士補ネットワーク(加賀山泰一会長)は、10月10日、京都の澱川橋梁及び三栖閘門などの土木遺産を見学し、知見を深める第3回現場見学・評価会を開催した。同会にはネットワーク会員ら20人ほどが参加した。

 澱川橋梁(右写真)は近鉄京都線の宇治川渡河部に架かる橋長162.4mの単純プラット分格トラス橋で1928年(昭和3年)に架設されて以来、90年使用され続けている。1スパンのトラス橋としては現在でも日本最長。計画では70フィート(21.336m)鈑桁6連と40フィート(12.192m)鈑桁2連を架設する予定であったが、当時の架橋位置に陸軍の演習場があったため橋脚を建設することができず、長大なトラス橋を架設することになったという。上弦材の最大高さは80フィート(24.384m)でそこから左右対称になだらかな曲線を描き、最後に急に折れる形状となっている。接合は当時全てリベットを用いており、使用されたリベット総数は73,094本に及んでいる。

 鋼材は全てアメリカのベスレヘムスチール社から調達し、実質6カ月半で竣工された。

 三栖閘門(下写真)も含め、参加者は歴史的鋼構造物に非常に深く見入っていた。