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ESCON採用の新設道路橋、工事着手を目指す

ESCON協会 平成30年度通常総会を開催

 ESCON協会(森元峯夫会長/右肩写真)は4日、平成30年度通常総会を新宿の京王プラザホテルで開催した。森元会長は冒頭の挨拶で「当協会が発足してから2年が経過し、みなさんのご協力と発注者のご好意により、確実にESCONの実用事例が増えている。3年目を迎え、さらに実用化のスピードは上がると思っている。九州地方整備局福岡国道事務所では新設道路橋にESCONが採用され、委員会でさまざまな議論を行っているが、本年度は詳細設計を行い、工事着手ができたらいいと考えている。世界でもスチールファイバーコンクリートから合成繊維コンクリートへの流れが出てきており、我々は世界の最先端を進んでいる。新設道路橋をつくりあげることで世界のリーダーになれると思う」と述べるとともに、「石井国土交通大臣は2年前に、担い手不足を乗り越えるためには新しい材料、技術、工法、設計法、システムをつくる必要があると言われた。今年、その具体化のために、橋梁をはじめあらゆる分野でプレキャストを中心に進めるという方針を国土交通省が打ち出している。それを踏まえて、みなさんで協力しながら具体的なものをつくりだして、建設産業の新しい成長に少しでも寄与できればいい」と話した。

 新設道路橋に関連して、福岡国道事務所に「超高強度合成繊維コンクリートの実用可能性に向けた検証委員会(委員長:九州大学園田佳巨教授)」が平成29年度に設置され、3回の委員会が開催されたことが報告された。委員会では国道208号の高橋(1935年完成、単純RCT桁橋)の架け替えにともない、新設する道路橋(橋長15m、幅員13.75m)にESCONを採用する場合の諸課題について議論している。また、平成30年度には製作上の問題について実物桁を製作して課題を抽出することも説明された。



同協会の会員は、正会員28社、賛助会員5社、特別会員3社

(2018年7月5日掲載)