道路構造物ジャーナルNET

桁重だけで1300tに達する

東京都港湾局 臨港道路をまたぐ横断橋を架設

公開日:2018.06.04

 東京都港湾局は、6月2日未明から3日にかけて、臨港道路横断橋(仮称)の鋼桁を架設した。東京都と国土交通省が建設を進めている臨港道路南北線および接続道路事業の一環で、その名の通り臨港道路を跨ぐ橋梁。施工に伴い中防大橋南詰交差点~若洲キャンプ場入口まで通行止めした。

 橋長133m(支間長39.75+51.0+40.35m)、全幅員27mの鋼3径間連続鋼床版箱桁橋だが、今回はそのうち臨港道路をまたぐ部分の橋脚間約56mの桁を架設した。桁の鋼重だけでも約1,300tに達し、ジャッキやベント材、発電機などの設備類を加えると一括架設時の重量は1,742tに達する。これを22軸×2列の移動多軸台車(宇徳製『スーパーキャリア』)を用いてヤードから現場まで約155m運び、900mmほどジャッキダウンし、支承高さまで下げ、桁を橋脚に預けた。午前0時前には移動多軸台車を退出させることができた。上部工はIHI・JFE・横河・三井JV。(詳細は、今月中旬に『現場を巡る』で掲載予定です)

移動前、既に移動多軸台車に桁を預けた状態/ガードレールを外して本線内に移動開始

フェンス際ギリギリまで引き出していく

橋脚を交わして前進する

ストロークを下げて橋脚に桁を預ける/移動多軸台車の退出
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