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平成29年道示対応を約7割の対象製品で完了

フォーラムエイト製品・サービスがIT導入補助金(上限額50万円)の対象に

公開日:2018.05.31

 橋梁や道路土工など土木構造分野の設計計算・構造解析ソフトの開発・販売を行うフォーラムエイトでは、平成29年道路橋示方書対応製品を含めたパッケージソフトウェア製品と、解析支援・データ作成などのエンジニアリングサービスが、経済産業省の「IT導入補助金」の対象となっている。
 IT導入補助金は、中小企業と小規模事業者を対象にITによる生産性向上を目的としたもので、補助率は対象経費の1/2以内、補助上限額は50万円(下限額は15万円)。100万円の経費に対しては50万円が補助されることになる。複数製品を組み合わせての申請も可能となっている。交付申請は一次公募(6月上旬)に続いて二次公募(6月中旬から8月上旬まで)と三次公募(8月中旬から10月上旬まで)が予定されている。
 フォーラムエイト製品での平成29年道示対応は、現在、対象となる52製品のうち約7割が完了している。UC-BRIDGEや橋台の設計・3D配筋、橋脚の設計・3D配筋、基礎の設計・3D配筋などの主力製品は平成29年秋には対応製品の販売を開始しており、その後、対応製品を順次増やし、本年11月までにすべての製品の対応を完了させる予定だ。
 部分係数法では設計値としてさまざまな係数を使用するが、「荷重係数と荷重組合せ係数の一覧を製品内に格納している。これにより、係数を個別に入力せずに組合せを作成できる」(フォーラムエイト)ことが、対応製品の特色となっている。


「橋脚の設計・3D配筋」メイン画面

荷重係数組合せ一覧

 また、ユーザーが係数を個別に設定したファイルは保存ができ、他製品とのファイル連携も可能である。今後公開予定の設計計算例についても、公開後にできるだけ早く機能として盛り込み、最新バージョンとしてリリースしていくとしている。現時点では、「橋脚の設計」において計算例がサンプルとして用意されている。
 平成29年道示対応製品を含めたフォーラムエイト製品の特色として、ひとつの製品で設計計算後に計算書と図面の作成が一貫して可能で、例えば一般図や配筋図、加工図に加えて、鉄筋数量表なども出力できるようになっている。さらに、各製品がファイル連携していることにより、3D配筋図面やVRデータ、積算データなどの製品への容易な移行を可能としている。


平成29年道示対応製品リリース(予定含む)一覧表

(2018年5月31日掲載)

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