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技術開発推進と技術者育成のための施設

NEXCO東日本 総合技術センターの運用を今年度内に開始

 東日本高速道路(廣瀬博社長)は30日、本社で定例記者会見を開催した。その席で、廣瀬社長は東北道岩槻ICの敷地内で建設が進められている「NEXCO東日本 総合技術センター」の説明を行った。「本格的なメンテナンス時代の到来に対応するために、技術力の一層の強化が不可欠である」ことから、維持管理業務を主体とした技術開発の推進と、技術者の育成・技術力の向上が本施設の目的となっている。

 具体的な研究・技術開発では、冬の低温状態や腐食環境を再現する設備を導入して雪氷技術の研究を強化することをはじめ、グループで開発している構造物点検技術や非破壊検査技術の性能検証を行うための設備を整備する。また、技術者の成長機会であるOJTを実効性のあるものとし、構造物の劣化メカニズムや技術基準の変遷などの理解を深めるために、座学だけでなく撤去床版の実物や映像技術などを用いた体験・体感型の研修を実施していく。あわせて、ETC設備など料金業務の現場環境を再現した施設も整備する。研究・技術開発設備の運用と技術者研修の開始時期は平成30年度内で、料金業務研修を含めた年間の利用者数は約2,700人を予定している。


 同社の社長人事が22日に閣議了解され、6月下旬開催の株主総会で小畠徹氏(NSユナイテッド海運社長)が新社長に就任することから、廣瀬社長の定例記者会見出席は今回で最後となった。廣瀬社長は2期6年を振り返り、「東北のみなさんを勇気づけることとなった常磐道の全線開通、圏央道の茨城区間の開通、6月2日に開通を迎える千葉外環などの重要幹線の整備を進められたことが印象的だった」と述べた。

(2018年5月30日掲載)