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外環道三郷南IC~高谷JCT間が6月2日午後4時に開通

NEXCO東日本 外環道(関越~東名)の2020年開通は困難

 東日本高速道路(廣瀬博社長)は4月26日、本社で定例記者会見を開催し、国土交通省と共同で事業を進めている東京外かく環状道路(外環道)三郷南IC~高谷JCT間(延長15.5km)の開通時刻が6月2日16時に決定されたと発表した。今回の開通により、外環道全体延長約85kmのうち約6割が完成し、東関東道、常磐道、東北道、関越道の4つの放射道路が接続することになる。

 廣瀬社長は、「1969年の都市計画決定から開通までに50年を要した。約3,000件の用地買収をお願いし、事業費は外環道が9,100億円、同時開通する側道の国道298号(国道6号~国道357号間)が5,600億円で、あわせて約1兆5,000億円の大工事となった」と述べた。さらに、「同区間はほとんどが半地下構造であるが、河川を跨ぎ、京葉道と3つの鉄道路線と交差することからも、土木技術の粋を集めた工事だった」と振り返った。



開通区間概要


 同会見では、外環道(関越~東名)の事業進捗についても説明がなされた。現在、本線シールドの工事を進めており、東名JCT側ではシールドの試掘を開始し、大泉JCT側ではこれからシールドマシンの組み立てを開始する予定となっている。用地買収は全体の9割が完了しているが、浅深度部の区分地上権の設定は約75%で、366件の案件が残っているという。

 関越~東名の延長16.2kmのうち大部分が大深度地下となり、「世界的な難工事であり、慎重に進めなければならない」(廣瀬社長)ことから、2020年の開通は困難で、開通時期は未定となっている。とくに、本線トンネルとランプトンネルをつなぐ地中拡幅部の工事が難しいものとなる。地中拡幅部は、東名JCT(2ランプ)、中央JCT(4ランプ)、青梅街道JCT(2ランプ)があり、中央JCTでは出水対策も検討しなければならないとしている。

(2018年5月1日掲載)


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