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特別会員として日本工営が入会

ESCON協会 設立後初の通常総会を開催

 ESCON協会(森元峯夫会長)は5日、設立後初の通常総会を新宿の京王プラザホテルで開催し、平成28年度決算および29年度予算、事業計画を承認した。また、特別会員として日本工営が入会した。

 

同協会は、正会員26社、賛助会員4社、特別会員1社で構成


 森元会長は総会後の懇親会挨拶で「コンクリート構造物が画期的な発展を果たしたのは過去3回ある。1890年のRCの開発、1928年のフレシネーによるPCの発明である。フレシネーは考えるだけでなく物を作ることもやった人だった。ハードだけでなくソフトすなわち設計法も自分で考えた。だからこそ世界的に普及できた。そして1962年にジャン・ミュラーがプレキャストセグメント工法を開発し、それまではドイツのディビダークが圧倒的に長大橋の分野では強かったわけだが、その対抗工法として確立された。私も無理を言ってミュラーの元に3カ月ばかり勉強させていただき、日本にその工法を持ち帰って、様々な方のご支援を得ながらプレキャストセグメントの設計編を書かせていただいた。それからの技術の革新は1980年中葉の外ケーブル工法以外殆どない」と述べた。

 その上で、「超高齢化や少子化を背景とした構造物の長期耐久性への要求を満たすために、今回新たにESCONを作った。RCやPC構造物に適用することで、軽くて安くて、長持ちし、しかも施工の際に省人化・省力化することが可能な材料だ。いよいよ国土交通省でも一部で検討を始めていただいており、来年の3月末までには、具体的な設計を始めて、工事にかかられるのではないか、という感触を得ている」と語った。

 また、今後の技術開発として「50mのシングルビームを詳細設計しており、そういった対象にも今後火が付いていくのではないかと思っている。加えて当会にはゼネコンの皆様も多く入会されていることからトンネルのプレキャストセグメントなど様々な分野に使って頂き、建設産業のイノベーションを起こしていきたい」と結んだ。

 同協会は、正会員26社、賛助会員4社、特別会員1社で構成されている。(井手迫瑞樹)