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流動化対策を施し、技術的改良

全国道路橋ジョイント業協会に名称変更

 埋設型ジョイント「MMジョイントDS型」を展開している(一社)全国MM-JOINT・DS協会は、6月21日に第一ホテル東京で第4回社員総会を開催し、今年度の事業方針、予決算の承認の他、法人名を「全国道路橋ジョイント業協会」に変更することを決めた。また、4社の新会員加盟を発表した。

 深水弘一会長(右肩写真)は挨拶で「長年の懸案であった国交省の土木工事施工管理基準および規格値(案)への埋設型ジョイントの記載が認められたことや、技術的な懸案であった埋設型ジョイントの流動化の問題が技術的な改良を施すことにより防ぐことができるようになったことにより、4年目にして新しいスタートが切れたように思う。これを機に名称も分かりやすいものに改めたい」と語った。その後の審議で名称は「道路橋ジョイント業協会」に改めることが決まった。

 MM-JOINT・DS型の流動化は大型車混入率の高い重交通個所やゴムシートのずれ、撤去時におけるマイクロクラックの発生、締め固め不足などが原因により発生していた。それを防ぐため、①耐熱ゴムシートを省略し、特殊合材にファイバーを混入するすることで、引張応力の分散を図るとともにバインダーの耐流動化を向上、②既設床版の劣化に流動化対策として、はつり撤去時の床版やパラペットに発生するマイクロクラックを(ひびわれ含浸性を有する)KSプライマー(鹿島道路製)を塗付含浸させ、さらにKSボンド(同)を塗布して不陸調整材を打設することで既設構造物との一体性を強化――する対策を施した。その結果、日交通量3万台を超え、勾配も5%を超える厳しい条件下にある八王子跨線橋(JR南熊本駅付近、豊肥本線を跨ぐ橋梁)でも、「良好な施工ができ、かつ1年経過後も変状が認められないという結果を出すことができた」(同協会)。


 総会後には阿部忠日本大学教授(左写真)による後援が行われKSプライマーやKSボンドの説明および両材料とリフレモルセットSFまたは同SP(住友大阪セメント製)を用いたコンクリート床版用断面修復工法「EQ工法」について説明した。阿部教授は「同工法は使いやすいことが特徴。協会会員の皆様もジョイント近傍に使うことはもちろん、前後の床版の断面修復にも提案してほしい、新たな名称に変更されたが、上部工の簡易的な保全にもぜひEQ工法を使うことで携わっていただき、橋梁のさらなる長寿命化に寄与してほしい」と語った。(井手迫瑞樹)