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「社会基盤構造安全学の研究とその国際展開」が評価

藤野陽三氏が報公賞を受賞

 横浜国立大学の藤野陽三先端科学高等研究院上席特別教授が服部報公会の「報公賞」を受賞した。同賞は工学に関する優秀な研究成果を上げた研究者に対して贈られるもので、橋梁分野での研究を中心に「社会基盤構造安全学の研究とその国際展開」が評価された。9日に日本工業倶楽部で授賞式が開催され、賞状が手渡された。今年度より倍増された1千万円の賞金も合わせて贈呈された。


報公賞贈呈式


賞状と花束を手にした藤野上席特別教授夫妻

 藤野氏は受賞挨拶の中で「湯川秀樹先生が受賞されたような名誉ある賞を戴けて嬉しく思います。中でも先端科学とはいい難い土木工学の分野に対して賞をいただけたことを大変うれしく思います」と謝辞を述べた。

 合わせて自身の研究を振り返り「1980年代から日本は多くの長大橋を建設していったが、私はその課題を一つひとつ解いていっただけであり非常にラッキーな研究者生活を送らせていただきました。最初は風に対する橋の応答、それから構造を制御する分野に20年ほど携わっておりまして、今は振動を使った監視モニタリングでインフラの安全を守ろうという研究を進めています」と述べ、歴代の恩師から「何も命令を受けず、自由に研究をさせていただいたことが今日に至っています」と話した。