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クサビ式足場接合で施工期間を短縮

日綜産業 「法面作業構台マルチアングル工法」が「VE」に昇格

公開日:2021.10.25

 日綜産業の「法面作業構台マルチアングル工法」がNETISにおいて活用促進技術に選定され、VE(KT-160136-VE)に昇格した。
 同技術は、法面のアンカー工事やボーリング工事での機械構台や、乗り入れ構台用として使用するユニット足場。固定部材をシステム化することによりハンマー1本での組立・解体ができるとともに、足場接合はクサビ式を採用することで、従来の単管とクランプおよび番線を用いた足場と比べて約4割~5割の工程短縮と安全性向上を実現した。
 部材は支保工用のため、重さは最大5t/柱まで耐えられる。また、各部材は軽量・最小限の大きさで人手による運搬が可能だ。組立後の重機や削孔機などの振動によるクサビの緩みもなく、構台作業床の外周には手すり・中さん・幅木が設置できて、施工時の安全性にも配慮している。
 ベース部は、①打ち込みタイプ②角度自在タイプ③固定タイプの3種類の先端金具を用意し、法面の地盤状態に合わせて柔軟に対応ができる
 これまでに、法面補修工事や法面防災対策工事、災害時の緊急用道路など累計2,000現場以上での採用実績があり、最近では鉄塔工事でも採用も増えている。


(左)高さ80mの急斜面の現場に採用/(右)ダム現場での採用事例

(左)ロックボルト構台/(右)鉄塔工事での採用事例

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