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受注金額における保全工事の割合は47%に増加

橋建協 2020年度の国内鋼道路橋の受注量は18万3,257t

公開日:2021.06.07

 日本橋梁建設協会は(髙田和彦会長)は、2020年度の国内鋼道路橋の受注実績を明らかにした。会員31社の受注量は183,257tで、前年度と比較して52,291t(39.9%増)となった。鉄道橋などを含めた合計受注量は、197,366t(前年度比8.3%増)だった。
 鋼道路橋の発注者別では、国土交通省56,733t(同1.5%減)、都道府県36,037t(同3.8%増)、高速道路会社74,221t(同174.3%増)、市町村8,667t(同23.7%増)、その他7,599t(同65.7%増)となり、高速道路会社の大幅な増加が目立った。高速道路会社の内訳は、NEXCO東日本14,044t(同835.6%増)、NEXCO中日本8,432t(同101.1%増)、NEXCO西日本39,410t(同384.0%増)、首都高速154t(同96.2%減)、阪神高速11,884t(同33.8%増)、本四高速242t(前年度実績なし)などとなっている。
 受注金額ベースでみると、4,363億円で同85.1%増となっている。このうち、新設工事が2,311億円(同43.0%増)、保全工事が2,052億円(同176.7%増)で、全体に占める保全工事の割合は47.0%で、前年度の31.5%から大幅に増加した。


国内鋼道路橋 発注先別受注量と受注金額の推移(橋建協提供)

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