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散水不要、工程を大きく減らして着色で施工確認も簡単

日本躯体処理 「RCガーデックス土木用(1回塗り)」を発売

公開日:2017.11.20

 新設コンクリート構造物の長寿命化・インフラの老朽化対策にけい酸塩系コンクリート改質材「RCガーデックス」を展開している日本躯体処理は、従来の6工程を1工程に削減する新製品「RCガーデックス土木用(1回塗り)」を発売した。従来製品では、散水→材料塗布→養生の3工程を2回施工する必要があったが、新製品では使用する原料を見直したことで、材料塗布の1工程のみで要求性能を発揮するので、施工の手間が抑えられ、工期短縮が可能となっている。
 けい酸塩系表面含浸材では意匠性を変化させないことが特徴となっていたが、従来工法では施工現場で監督者による施工確認が難しいという欠点があった。新たな「RCガーデックス 土木用(1回塗り・退色性着色工法)」では、製品に付属する紫外線によって退色する「退色性着色剤」を現場でRCガーデックス 土木用に混合させることで、施工箇所がマゼンタ色で着色されるので、施工確認が容易となっている。着色された箇所は紫外線により約1~2週間で退色、消色するので、意匠性にも影響を与えない。ただし、紫外線が当たらない場所では消色しないので、散水による消色が必要だ。

退色性着色工法 約1~2週間で退色、消色する

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