国土交通省 橋梁等の平成28年度点検結果を公表
公開日:2017.09.01
国土交通省は、橋梁等の平成28年度点検結果について公表した。平成26年7月に5年に1度の近接目視点検が義務化されてから3年目となる点検の実施状況や結果、措置状況を「道路メンテナンス年報」としてまとめている。
平成26~28年度の点検実施状況は、橋梁が54%、大型カルバート、横断歩道橋などの道路付属物が7%と全点検対象の過半数を超え、トンネルも47%となっている。また、判定区分Ⅳと診断された橋梁のうち、23%(92橋)が撤去・廃止済みもしくは予定となっている。判定区分Ⅲと診断された橋梁の修繕着手率は約1~2割で、判定区分Ⅱの修繕についてはまだ進んでいない状況だ。
さらに、市町村の人不足や技術力不足を補うため、点検・診断の発注事務を都道府県が一括して実施する割合は、平成27年度の26%(453市町村)から平成28年度は35%(605市町村)と増加した。
橋梁・トンネル等の点検実施状況
修繕・措置の実施状況
地域一括発注の実施状況(上図3点、国土交通省発表資料より)