HOME工法・材料ライブラリー「コッター床版」 ~施工スピードは従来工法の約2倍~

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熊谷組・ガイアート・オリエンタル白石・ジオスターのコッター式継手(機械式継手)による橋梁用プレキャスト床版の新工法
「コッター床版」~施工スピードは従来工法の約2倍~

施工事例
KeyPoint
  1. 急速施工:床版設置・接合スピードは従来工法の約2倍
  2. 省人化:作業人員は従来工法の約半分/熟練工不要:鉄筋工・型枠工が不要
  3. 品質向上:床版の99%をプレキャスト化(面積比率)/取替性向上:プレキャスト床版1枚単位の迅速な取替
カテゴリー NETIS登録番号 KT-180108-A
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 コッター床版工法は、株式会社熊谷組、株式会社ガイアート、オリエンタル白石株式会社、ジオスター株式会社により開発された工法である。

 本工法は、床版を20㎜の間隔を設けて架設し、機械式継手であるコッター式継手で床版を連結した後、専用目地材を注入して床版同士を接合する工法である。コッター式継手は、C型金物とH型金物で構成され、C型金物は、床版製作工場で予め床版に埋め込まれ現地に搬入される。H型金物は、現地でC型金物内に挿入し、ボルトで締付けて床版を連結する部材である。いずれの部材も材質は、鋳造性に優れ耐候性鋼と同等の腐食抵抗性を有する球状黒鉛鋳鉄(FCD600-3)である。

 従来工法は、床版端部より鉄筋を突出させ、これを重ね合わせて、コンクリートを打設するため、通常300~400mm程度の現場打ち部分が必要となる。これに対し本工法では、床版端部に鉄筋の突出がなく、現場打ち部(目地部)の幅は20mmであるため、従来工法で必要であった現場打ち部分の鉄筋組立、型枠組立・解体およびコンクリート打設が不要となる。このため、以下のような特長を有す。


①急速施工(工程短縮)

 中国自動車道での試験施工(2017.5)では、架設・調整工および接合・合成工の所要時間に着目して調査した。この結果、従来工法(ループ継手)と比較して、施工日数を概ね50%短縮できることを確認している。


②省人化

 同様に、試験施工における歩掛調査では、作業人員を概ね50%削減できることを確認している。


③品質向上

 従来工法では、現場打ち部分の面積がプレキャスト製品の約20%を占めるが、この部分は、プレストレスが導入されないことから、プレキャスト部分に比べ品質低下のリスクが懸念される。これに対しコッター床版工法では、現場打ち部(目地部)の幅は20mmであり、プレキャスト部分を広くでき、品質の向上に寄与する。


④取替性向上

 コッター床版の目地部をコンクリートカッターで切断し、C型金物を再利用することで、床版1枚単位の部分的な取替が可能である。


⑤熟練工不要

 ボルトを締付けるだけの作業で床版の接合が可能であるため、鉄筋工、型枠工等の熟練工を必要としない。

■施工実績

・灰作橋床版取替工事(福島県広野町)
・東北自動車道十和田管内高速道路リニューアル工事(NEXCO東日本) 施工中

■担当者連絡先

株式会社熊谷組 土木事業本部橋梁イノベーション事業部 鬟谷(かつらや)

〒162-8557 東京都新宿区津久戸町2-1

電話03-3235-8646 FAX03-3266-8525

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