無機質コーティング協会の無機質・無溶剤コーティング材
「セラマックス♯1000AL」～亜鉛めっき面ワンコート仕上げ可能で長期耐久性も有する～

　無機質コーティング協会は、亜鉛めっき面や既設・新設の鋼構造物の重防食用の無溶剤・無機質のコーティング材「セラマックス♯1000AL」、上塗材「セラマックス＃2000」の工法展開している。亜鉛めっき面を塗り替える場合はワンコート（1回塗り）仕上げが可能である。新設・既設鋼構造物の重防食塗装においても塗り重ね時間が２時間であり、１日2回塗りが可能。「ワンコート仕上げは10から15年、2回塗りは30年の長期防食性能を有している」。（同協会）
　セラマックスの主成分は無機化合物（アルコキシシラン化合物）、アルミやセラミック顔料で構成されている。硬化前は低分子（分子量100?数100程度）であり、1μm程度の微細孔へも空気を置換しつつ浸透し、封孔する。ウェット塗膜（湿潤塗膜）または封孔後のアルコキシランは、徐々に空気中の水分と反応硬化して無機ポリマーを形成し、ガラスや岩石などと同じような無機質特有の高耐候性塗膜を形成する。従って、無機質塗膜につき、耐候性は勿論のこと、LCCに優れる。また静電気を帯びにくく耐防汚性において優れ(土木防汚材料Ⅰ・Ⅱ種合格）、長期の景観維持に寄与できる。
　なお、上塗材の「セラマックス♯2000」は任意の指定色が可能だ。
（その他のキーポイント）
無溶剤につき、環境負荷の低減、作業者の安全衛生の向上
下塗・上塗の総合塗膜（複層塗膜）が不燃材料に合格
低分子量の成分が1μｍオーダーの微細孔に浸透、硬化し、腐食因子の侵入阻止