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ケツト科学研究所の道路橋床版用水分計
「HI-100」~床版表面の含水率を正確に測定~

荷姿

KeyPoint

  • 表面凹凸の影響が少ない電気抵抗式を採用
  • 導電ゴム電極センサ採用により粗い仕上げ面でも確実に密着
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商品リンクhttp://www.kett.co.jp/products/c_2/271.html
公開日:2014.08.10

 ケツト科学研究所は施工総研と共同で、コンクリート床版表面の含水率をより正確に計測できる新型の道路橋床版用水分計「HI-100」を開発した。NEXCO3社(西、中、東)の「構造物施工管理要領」床版防水システム(グレードⅡ)の品質管理の項目(樹脂系床版防水層)及び同項目(シート系床版防水層)の床版水分量管理方法「電気抵抗式水分計」に準拠している水分計であり、NEXCO各社を中心に多くの現場で使われている。
 HI-100は、測定原理に床版表面の凹凸の影響の少ない電気抵抗式を採用したことが大きな特徴。コンクリート床版表面の水分含有量によって電気抵抗が変化することを利用している。
 測定部に導電ゴム電極センサを用いているため、少々粗い仕上げ面でも凹凸表面に確実に密着できる仕様になっており、正確な計測が可能になっている。これは構造工学論文集Vol.59A掲載の「床版防水工における水分計の適用性に関する研究」において、ファインミリング、スチールショットブラスト仕上げ等、床版防水時の様々な表面仕上げでの測定を行い実証されているもの。
 従来の高周波容量式水分計は、2枚の検出器の電極間にある測定対象物の誘電率(コンクリート及び水)の変化を利用しており、コンクリート床版のように表面に凹凸がある場合、空気層の誘電率の影響を受け、水分値が低く表示される傾向があった。
 これまで床版防水工は施工前に表面の含水率を10%以下にするよう各防水メーカーの施工要領書に記載され、管理基準とされていた。これはコンクリート表面と防水層間の接着強度不足やそれに伴うブリスタリングなどの発生を抑制するためであり、より正確な水分量計測が求められていた。
 希望価格は178,000円。

施工実績

NEXCO3社の床版防水工の現場で多くの実績あり

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担当者連絡先

株式会社 ケツト科学研究所 営業部 高橋 健太
〒143-8507 東京都大田区南馬込1-8-1
電話03-3776-1118 Fax:03-3772-3001
k-takahashi@kett.co.jp

【ホームページ】
http://www.kett.co.jp/

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