道路構造物ジャーナルNET

横浜環状北西線港北JCT本線橋工事

首都高速道路とNEXCO東日本 第三京浜道路上のダブルデッキ桁を夜間架設

公開日:2017.12.12

大ブロック架設には1,350t吊クローラークレーンを使用

 大ブロックの架設は、ブーム長90m、作業半径39mを有する1,350t吊大型クローラークレーンを使用した。カウンターウェイトは、本体とウェイトワゴンで合計800tを配置し、反力を確保している。小ブロックは、550t吊オールテレーン(ブーム長55.5m、作業半径16m)を使用した。


下層桁架設ステップ図(左:大ブロック 右:小ブロック)

上層桁架設ステップ図(左:大ブロック 右:小ブロック)

本体とウェイトワゴンに配置されたカウンターウェイト

 下層桁の大ブロックは、10月14日22時30分ごろから本格的に吊り上げを開始し、第三京浜道路方向に約100°クレーンを旋回させて、所定の位置にあわせて架設した。第三京浜道路と下層桁のクリアランスは約7m(上層桁と下層桁のクリアランスは約7.5m)となっている。




下層桁架設状況

 PH本20側は架設済みの桁と大ブロックをセッティングビームを使って繋げ、仮留めを行った。次いで、小ブロックの吊り上げを行い、PH本19の上を通過する形で移動して大ブロックとの剛結を行った。3時ごろには両ブロックの架設がほぼ完了した。


下層桁架設後(交通規制開始前・11月11日撮影)

 下層桁架設後、1週間をかけて下層桁上にベントを構築。転倒防止のために下層桁とベントをボルトで固定し、1週間後の同月21日に上層桁を架設する工程であったが、台風により中止となった。その後も同月28日(台風)、11月11日(強風)、18日(強風)で中止になり、12月2日の22時30分ごろから本格的に上層桁の吊り上げを開始した。架設は下層桁と同様の工程で行われ、1時15分ごろに大ブロックの架設、3時ごろに小ブロックの架設がほぼ完了した。





上層桁架設状況

 架設は横河ブリッジ、桁製作は東骨・瀧上JV、クレーンは電材エンジニアリング。

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