HOME現場を巡る一覧名古屋高速道路 高速1号楠線約7万4000平方㍍の舗装を修繕

現場を巡る詳細

床版補修・複合防水、路肩コンクリートの撤去なども施工

名古屋高速道路 高速1号楠線約7万4000平方㍍の舗装を修繕

鋼床版打替えは3,100㎡

 今年度もIHを採用

 今回のリフレッシュ工事において鋼床版を採用している区間は、約35,410㎡に達している。



鋼床版上面全層切削箇所の施工手順例(名古屋高速道路公社提供)

 鋼床版のうち基層のグースアスファルトまで除去する必要のある約3,100㎡にはIH式舗装撤去工法を採用した。同工法はIH式加熱(電磁誘導加熱)を利用し、低騒音で鋼床版を傷付けずに舗装を剥離する工法で、電磁誘導加熱により鋼床版と舗装の接着界面を60℃程度まで加熱することで舗装と鋼床版との縁を切り、除去しやすくするもの。


IH式過熱を利用した(名古屋高速道路公社提供)

 どうしても残滓が取りきれない個所に関しては、次の工程に悪影響を与えないようにするため、ダイヤモンド製のブレードを前面に装備した乗用タイプの大型剥がし機「ビースト」と電動ケレン機を用いて撤去した。 

 その後はショットブラスト(投射密度は300kg/㎡)で下地処理を行い、接着樹脂を塗布、グースアスファルトの基層、排水性舗装の表層に打ち替えた。


鋼床版上面へのショットブラスト施工/グースアスファルトの舗設(名古屋高速道路公社提供)

 なお、その他の基層のグースアスファルトがそれほど傷んでいない箇所は、表層のみ切削し、打ち直している。表層にはポーラスアスファルトや密粒度アスファルトに比べて凍結防止剤の効果における残留効果がある、いわゆる「ハイブリッド舗装」を採用し、路面凍結の抑制を図っている箇所もある。

 (※なお、記事中に記した各工法はいずれも性能規定に適合したもので公社として採用工法を決めているものでは無い)


工夫と今後の改善点

 民家にほど近い場所での施工であることから、音の出る工種は昼間に回し(19時まで)、夜間は断面修復工以下の比較的静かな工種を施工することを前提として、各回全床版面にショットブラストが施工できるよう、工区によって床版補修との施工順序を入れ替えるなど、工程を工夫した。

 元請は前田道路、大有建設、大成ロテック、大林道路。