道路構造物ジャーナルNET

中日本高速道路リレー連載④

NEXCO中日本・東京支社における構造物の劣化と維持管理

中日本高速道路株式会社 
東京支社 
保全・サービス事業部長

牟田 広繁

公開日:2015.08.21

1.東京支社管内の概要

 NEXCO中日本・東京支社は、東名高速道路の東京IC~豊川IC間(約269㌔)、新東名高速道路(約162㌔)、首都圏中央連絡自動車道の茅ヶ崎JCT~相模原IC間(約30㌔)、小田原厚木道路(約31㌔)、西湘バイパス(約15㌔)、新湘南バイパス(約9㌔)合せて約516㌔の営業・管理を担当している。(平成27年7月末現在、図-1参照)
 東名高速道路は、昭和44年5月の全線開通から46年間、日本の経済・文化を支える大動脈として大きな役割を担ってきた。

 

 

 東名高速道路、小田原厚木道路、西湘バイパスの約315㌔は供用後40年以上経ており、延長比で約6割を占めている。(図-2参照)
管内の道路延長に対する構造物の比率は約4割で、うち橋梁が約26%、トンネルが約12%である。(図-3参照)

 

 

 東名高速道路の東京IC~御殿場JCTは、日平均10万台を超える交通量があり、大型車混入率は約32%である。(表-1参照)
 平成24年4月に新東名高速道路が開通したことにより、東名高速道路の御殿場JCT~三ヶ日JCTは、開通前後で、交通量は約4万台減少し、渋滞回数は約9割減少した。(図-4参照)

 


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