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新東名高速 伊勢原JCT~伊勢原大山IC間は2019年度開通予定

NEXCO中日本 リニューアルプロジェクトの進捗率は30%超

 中日本高速道路(NEXCO中日本)は1日、東京・霞が関で宮池克人社長による記者会見を開催し、建設事業の進捗状況などについて説明した。新設事業では、新東名高速道路の伊勢原JCT~伊勢原大山IC間(2km)と、東海環状自動車道の関広見IC~高富IC間(9km)および大野・神戸IC~大垣西IC間(8km)が2019年度内に完成する予定だ。いずれの区間も土工や橋梁上部工工事などの道路本体工事が進捗し、順次、舗装工事や設備工事に着手している。

 国土交通省、NEXCO東日本と共同で事業を進めている東京外かく環状道路の関越~東名間は、東名JCT側で約1,900m掘進している(1月にシールドが発進した大泉JCT側は初期掘進中で後続設備を組み立て中)。



建設事業の現況(NEXCO中日本提供。以下、注釈なきは同)

新東名 伊勢原JCT~伊勢原大山IC間の進捗状況


 リニューアルプロジェクトについては、今秋に東名高速道路の大井松田IC~御殿場IC間で左ルートを閉鎖して、初めて床版取替工事とトンネル補強工事を実施するほか、北陸道などで対策を進めていく。事業開始5年目での全体進捗率は契約ベースで30%を超えており、「今後は重交通路線が中心になってくるが、東名高速や名神高速などではネットワークの完成を見ながら進めてきたい」(宮池社長)とした。



2019年度のリニューアル・リフレッシュ工事予定


小田原厚木道路・風祭高架橋での床版取替機を用いた床版取替工事(大柴功治撮影)


 渋滞対策では東名高速の大和トンネル付近、中央道の小仏トンネルと相模湖IC付近の付加車線設置事業が行われている。大和トンネル付近では東京オリンピックまでの運用開始を目指して上下線で拡幅工事が進められており、小仏トンネル付近(上り線)では別線トンネル工事のための前工事に着手している。小仏トンネルおよび相模湖IC付近の本工事は来年度に発注予定。


大和トンネル付近の事業概要


小仏トンネルおよび相模湖IC付近の事業概要


 NEXCO中日本では、次世代技術を活用した革新的な高速道路保全マネジメント「i-MOVEMENT」の実現を目指しているが、そのためにオープンイノベーション推進組織である「イノベーション交流会」を設置したことも説明された。幅広い分野の企業や大学と連携し、AI、IoT、ビッグデータ、ロボットなどの先端技術や知見を保全・サービス事業に取り入れていく。現在、交流会への募集を行っており、説明会を名古屋(8/21)と東京(8/23)で開催する。
 入札不調対策のさらなる拡充にも取り組んでいる。これは、2018年度の入札不調の発生率が25.8%で対前年度比1.4倍と拡大したため。その内容は、防災型発注方式の導入や、発注見通しに発注規模の記載を追加、閲覧で開示していた設計成果品の電子媒体による貸与開始などとなっている。
(2019年8月3日掲載)