HOME業界ニュース一覧NEXCO中日本 東名阪道本線上を跨ぐ名二環ランプ橋の桁を架設

業界ニュース詳細

架設ヤードが狭隘でクレーンのブームと東名阪道の遮音壁との離隔は約400mm

NEXCO中日本 東名阪道本線上を跨ぐ名二環ランプ橋の桁を架設

 中日本高速道路名古屋工事事務所は、21日深夜から22日未明にかけて名古屋第二環状自動車道(名二環)名古屋西JCTのC-2ランプ橋の桁を架設する工事を行った。施工したのは、現在建設している名二環飛島JCT(仮称)方面から名古屋高速5号万場線に向かうCランプ橋(橋長約560m)の東名阪道本線上を跨ぐ桁(J11~J13)で、桁長は約19m、重量は約73.6tだった。



東名阪道本線上を跨ぐ桁を架設する


 今回の現場の特徴のひとつは、架設ヤードが狭隘だったことだ。交通量の多い国道302号と県道115号の交差点付近であり、東名阪道の高架と県道115号(西進)の間にはほとんどスペースがなく、架設済み桁の橋脚も近接していた。そのため、架設に使用する550t吊トラッククレーンと架設桁は、県道115号の1車線を規制して設置しなければならなかった。




県道115号の車線を規制してヤードを確保


 それでもヤード幅は10m弱で、クレーンが東名阪道に近接していたので、吊上げにあたってはヤード上と東名阪道本線上の双方からロープを使用して架設桁の挙動を制御していた。さらに、架設位置に到達後の「クレーンのブームと東名阪道の遮音壁との離隔は約400mmしかなかった」(元請のJFE・IHI・横河JV)ために、慎重に作業を行っていた。



架設ヤードから東名阪道本線上へ


 架設は、東名阪道名古屋西IC~名古屋高速5号万場線千音寺IC間の上下線を22時から通行止めにして行われた。通行止め後、22時30分ごろに地切りし、同45分ごろに巻上げを開始。ブームを起こして、右に約120度旋回(作業半径は16m)して、23時ごろに架設位置に到達させた。



旋回をして架設位置に


 J11とJ13側の桁は架設済みだったので、架設桁(J11~J13)は落とし込みによる架設となる。事前にJ11~AP7の架設済み桁をセットバックしており、落とし込み時の遊間は、J11側が40mm、J13側が20mmだった。チェーンブロックを用いて仕口調整を行い、23時30分ごろには調整が完了した。



微調整をしながら桁を落とし込んでいった


 24時過ぎからはJ13側のボルト添接を開始し、24時45分ごろにはセットフォアが完了して、J11側のボルト添接へと移行していった。作業は順調に進み、予定時間よりも2時間早い4時に通行止めを解除した。

 施工は、JFE・IHI・横河JV。下請けは、長谷川建設(架設)、アイチ建運(クレーン)など。

(2019年5月24日掲載。後日、「現場を巡る」で詳細版を掲載いたします)