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長大・特殊橋は今後10年を目途に耐震性能2で順次補強

NEXCO西日本 記者説明会・交流会を開催

 西日本高速道路(石塚由成社長)は2日、東京都千代田区で報道関係者に事業説明会を行い、その後記者交流会を開催した。石塚社長は冒頭の挨拶で、「熊本地震の復旧では、4月28日に九州道全線で4車線化の復旧を完了した。NEXCO西日本全体の取り組みとして将来の大規模災害に備えて、高速道路と跨道橋の耐震補強工事対策を進めている」と述べた。

 その後、芝村義治取締役常務執行役員(経営企画本部長、財務部担当)から各事業について説明が行われ、新名神高速道路の建設状況について神戸JCT~高槻JCTの努力目標として、川西IC~高槻JCTを本年11月、神戸JCT~川西ICを平成29年度末の開通として工事を進めているとした(協定上の完成予定は平成30年度)。新名神道の開通により、東西交通のダブルネットワーク化で中国道や名神高速道路の慢性的な渋滞が大きく緩和されるだけでなく、移動時間の短縮や災害時の代替ルートの確保が期待できるとしている。

 本NET記者からの「新名神道開通による交通転換量と床版取替工などの大規模更新事業への影響」の質問に、芝村氏は「中国道で最も渋滞しているのが宝塚トンネル付近で約11万台/日となっている。新名神道の神戸JCT~高槻JCTが開通することにより、推計では約4万台/日が新名神道に転換することになり、中国道ではほぼ平常時の渋滞が解消することになる。今後、大規模更新事業等を行わなければならないが、まだ7万台/日の交通量があるので、検証をしながら進めていきたい」と述べた。

 ロッキングピアおよび長大特殊橋の耐震補強状況について、高倉照正取締役常務執行役員(保全サービス事業本部長)は、「ロッキングピアは早急に対処する必要があるため、すでに補強工に着手しており、平成28年度から3カ年で対応を行う。熊本地震で損傷を受けた並柳橋などでは、今年度末の復旧を目標に工事を進めている」とした。残る同社の長大特殊橋についても28年度から10年間で耐震性能2に拠った形で、対象橋梁全数の補強を進める方針だ。