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NEXCO中日本名古屋支社管内および滋賀県内で初めての大規模更新事業

北陸道 小一条高架橋の床版取替工を現場公開

公開日:2017.10.31

 中日本高速道路名古屋支社は10月27日、報道陣に北陸自動車道の米原IC~長浜IC間にある小一条高架橋(上り線)の床版取替え工事の現場を公開した。同橋は橋長462m、有効幅員10mの鋼3径間連続非合成鈑桁橋×4連で、今回は長浜IC側2連(P6~A2間233m)の床版取替え工事を、名古屋支社管内および滋賀県内で初めてとなる大規模更新事業として行う。工期は、10月16日から12月13日の59日間の予定。


施工区間中央から2台のクレーンで床版撤去・架設を行う

 施工区間の既設RC床版は220mmで過去に増厚は行っておらず、部分的な断面修復での補修をしてきたが、ひび割れやコンクリートのはく離などの損傷が進んでいるため、220mmのプレキャストPC床版に取替える。既設床版の撤去と新設床版の架設は、施工区間中央(P9)から170tオールテレーンクレーンと120tオールテレーンクレーンを使い、両側(A2側とP6側)に開いていく形で施工していく。既設床版は橋軸2m×橋軸直角方向6mのパネルを1日あたり一方向で5枚(合計10枚)ずつ撤去し、橋軸1.64m×橋軸直角方向11.39mの新設床版5枚ずつ(合計10枚)を架設していく。新設床版の施工数量は109枚で、撤去・架設は約10日間の工程となっている。床版防水はグレードⅡ相当の高性能床版防水を採用している。

 元請は、エム・テック。(詳細は後日、「現場を巡る」でレポートします)

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