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三田村浩氏が基調講演を務める

床版アスファルト防水工業会が札幌で講習会 125人が参加

 床版アスファルト防水工業会(宮地昭夫会長、左写真)は20日、札幌市のセンチュリーロイヤルホテルで、アスファルト系防水材による道路橋床版防水マニュアル講習会を開催した。125人が参加する盛況な講習会となった。

  冒頭あいさつで宮地会長は、「10年ほど前に比べて橋梁の建設やアスファルト合材出荷量が減少している中で、床版防水の需要は水準を維持しており、その重要性はいよいよ高まっている」と述べた。その上で、「床版防水工は施工して初めて性能が発揮される。材料がいくら良くても施工が不適切であれば、性能は発揮できない。本日の講習会で詳細を理解していただき、高い品質を有した床版防水、ひいては道路橋の長寿命化に共に寄与していきたい」と話した。

 基調講演は(一財)災害科学研究所の三田村浩氏(右上写真)が「床版の損傷とその対策」というテーマで発表した。三田村氏は、積雪寒冷地に特化した床版防水に関する研究成果として、「積雪寒冷地用床版防水工設計・施工マニュアル(案)」の要点解説、土木学会鋼構造委員会道路橋床版の維持管理小委員会の研究成果である「道路橋床版の維持管理マニュアル2016」、「道路橋床版防水システムガイドライン2016」の概要を説明した。また、松井繫之大阪大学名誉教授が主編著をつとめ、三田村氏も参加した「道路橋床版の長寿命化技術」の内容を、第1章の序論、第3章「床版長寿命化のための水の制御」、第4章「床版材料に関する長寿命化技術」、第7章「既設床版の補修技術」について、焦点を当てて詳述した。


国や自治体、民間の技術者など125人が参加した

 その後、各技術委員が「床版防水関係図書の説明」(堀田大輔氏/静岡瀝青工業)、「施工マニュアルの解説」(星野隆氏/東和工業)、「具体的な現場事例の解説」(氏家秀樹氏/アオイ化学工業)、「床版防水の最近の動向」(森端洋行氏/ニチレキ)についてそれぞれ解説した。(2017年1月26日、井手迫瑞樹)