道路構造物ジャーナルNET

デンカのコンクリート床版向け複合防水工法
「デッキコート複合防水工法」~アクリル樹脂が床版のクラックに浸透して補修し、アスファルト加熱型塗膜系防水材料の複合により床版を防水~

アスファルト加熱型塗膜系防水材散布

KeyPoint

  • アクリル樹脂系浸透型防水材料(「デッキコートN」)が床版のクラックに浸透して補修
  • アクリル樹脂系浸透型防水材料とアスファルト加熱型塗膜系防水材料の複合防水
  • 短い養生時間しかない現場や切削を避けたい床版厚の薄い現場に最適
カテゴリー
NETIS登録番号KT-120039-A
商品リンクhttp://www.denka.co.jp/konwazai/products/list/000936.html
公開日:2014.08.10

 電気化学工業は、橋梁のコンクリート床版防水分野にアクリル樹脂系浸透型防水材料とアスファルト加熱型塗膜系防水材料を組み合わせた「デッキコート複合防水工法」を展開している。
 アクリル樹脂系浸透型防水材料(「デッキコートN」)が床版のクラックに浸透して補修を行い、防水機能・耐久性能を向上させるとともに珪砂と共にアスファルト加熱型塗膜塗膜系防水材料の付着強度を向上させるプライマーとして機能し、複合した防水性能を発揮する。多少のクラックや舗装アスファルトが残っていても安定した付着強度、防水性能を発揮できるため、十分な養生時間をとることが難しい首都高速道路などの現場や、地方自治体管理道路などを主とする床版厚が薄く、下地処理時の切削をかけ過ぎることによる床版耐力の低下を招きたくない現場や、床版の軽い損傷を補修しつつ防水工を施工したい現場などで実績が増加している。
 施工手順は以下の通り。
 ①舗装撤去→②下地処理→③デッキコートNを吹き付け、ローラーで塗布→④珪砂を散布し→⑤アスファルト加熱形塗膜系防水材料を施工→⑥再び珪砂を撒き→⑦舗装を施工
は従来のブラスト工と比べ5%程度しか出ないため、処理コストを大幅に縮減できる。

施工実績

首都高速道路株式会社 鳥浜本線 12,000平方㍍(平成18年2月)
他11件 首都高速道路採用 合計27,808平方㍍
東日本高速道路株式会社 圏央道つくばJCT 9,326平方㍍(平成22年3月)
名古屋高速道路公社 小牧線上りリフレッシュ工事  50,000平方㍍(平成25年11月)
青森県 八戸百石線 開運橋 3,284平方㍍(平成25年7月)
中日本高速道路 中央自動車道伊北中津川間舗装補修工事 4,200平方㍍(平成24年11月)
など87件163,983平方㍍で採用(平成26年6月現在)

画像ギャラリー

担当者連絡先

デンカ株式会社 インフラ・無機材料部門 特殊混和材部 担当部長 藤間 誠司
〒103-8388 東京都中央区日本橋室町2-1-1(日本橋三井タワー内)
電話:03-5290-5361 FAX:03-5290-5085
seiji-fujima@denka.co.jp

【ホームページ】
http://www.denka.co.jp

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