道路構造物ジャーナルNET

横河ブリッジの簡易組立橋梁
「PABRIS®」~業界最軽量、施工も短期化~

PABRIS 使用例

KeyPoint

  • 設計から施工計画、架設まで、下部工も含めた総合提案が可能
  • 業界最軽量の上部工
  • G-PANELで安全性がさらに向上
カテゴリー
商品リンクhttp://www.yokogawa-kouji.co.jp/pabris/
公開日:2016.04.07

 横河工事は、橋梁架替時迂回路、工事用道路、災害時応急橋、重機作業用仮桟橋、仮歩道橋など様々な用途に適用可能な簡易組立橋梁「PABRIS®(パブリス)」を広く展開している。車道、歩道はもちろん、特殊荷重重機用の仮橋としても十分に活用可能で、橋長は14㍍から2㍍ピッチで最大36㍍まで対応できる。また、より安全な運用を行うためのオプションとして「G-PANEL(Guardian PANEL)」を新提案している。これは横構、足場、落下物防止板、点検通路の機能を兼ね備えた「PABRIS®」専用の高機能オプションで、落下物対策が必要な跨線・跨道部の仮橋としての安全もさらに向上させている。G-PANELを採用した場合、仮橋のリース重量は若干アップするが、仮橋架設時、撤去時ワイヤブリッジの設置撤去、供用時のパネル足場の架設リース撤去の費用が無くなるため、コストはむしろ縮減できる。
 幅員は2㍍ピッチで無制限に対応可能だ。主桁にSM490Yを採用、デッキも鋼床版をベースにしたことで161㌔/平方㍍の業界最軽量を実現し、桁リース費、下部工費用の低減を可能にしている。
 施工面では上フランジに添接板を使用しない独自の桁連結方式(圧縮フランジの面タッチ仕様)で、短工期化を実現。撤去時に取り外し可能なトルシアボルト「六角トルコンボルト」を採用しており、迅速な施工が可能だ。
 また、鋼床版となるYデッキを主桁に高力ボルトで直接締結することで、車両通行時の騒音を大きく抑制しており、これまでの覆工板では得られなかった低騒音化を実現している。
 さらに、横河工事は重仮設大手のジェコスと提携することで、上部工はもちろん下部工までワンパッケージで提供できる体制を構築している。9月には仮橋検討支援Webサービス「1st PLANNER(ファースト・プランナー)」(http://www.yokogawa-kouji.co.jp/pabris)を開設した。橋長や幅員、荷重などを入力するだけで簡単に数量、概算工費、上部工反力の試算結果と一般図を入力できるシステム。設計から施工計画、架設までを総合提案できる体制を整えている。
(NETIS登録番号など)
PABRIS®専用オプション「G-PANEL(ガーディアン・パネル)」特許第5409955号

施工実績

■「PABRIS®」の施工実績
・水口橋仮橋
 橋長246m×4m
 野洲川に架かる県道水口甲賀線水口橋の架替のための迂回路として採用。
 騒音対策として、高力ボルトで主桁に直接締結する横河式覆工板「Yデッキ」の橋面に舗装をする仕様とした。
・里上青木線橋梁工事用仮桟橋
 橋長:上部工用仮桟橋44m×8m、下部工用仮桟橋14m×20m
 市道里上青木線の芝川に架かる新設橋の上部工、下部工設置工事のために使用する重機(150tCC、杭打機)
 作業用仮桟橋として、「PABRIS®」採用された

■G-PANEL付「PABRIS®の施工実績
・1件(橋長16㍍×幅員30㍍)
   鉄道の線路上工事の構台として採用された。

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担当者連絡先

株式会社横河ブリッジ 機材事業部 機材部 機材管理課長 木下浩士

〒306-0113 茨城県古河市谷貝566-1

電話0280-78-0311 FAX0280-78-1726

pabris@yokogawa-bridge.co.jp

【ホームページ】http://www.yokogawa-bridge.co.jp/index.shtml

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