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大同塗料の超速硬化ウレアウレタンシステム
「ハイボンドRUS工法」~凹凸がある面でも最短1日でコンクリートの剥落対策が可能~

阪神高速道路 福島付近でのライニング施工

KeyPoint

  • 施工後数分で塗膜強度が発現し、標準仕様では凹凸のある箇所にも1日で施工が完了するので工期の短縮が可能
  • 高強度で引裂強さが大きく、かつ伸び率が高いので切れにくく耐久性に優れる
  • 耐荷重性、防食性、防水性に優れ、コンクリート構造物や鋼構造物、遊間部の防水など幅広い用途
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商品リンクhttp://www.daido-toryo.co.jp
公開日:2017.02.21

 大同塗料は、橋梁などのはく落対策工やコンクリート表面被覆工法に超速硬化ウレアウレタンシステムの『ハイボンドRUS工法』を提案している。主材のハイボンドRUSは吹付け後約5分で硬化し、2~3㎜の厚い膜を1回の工程で素早く形成する。硬化時間が30分(20℃)の速乾型プライマーを使用することで、小面積であれば開始から1時間足らずで施工を完成させることも可能である。従来の被覆工法では工程数が同じであっても硬化養生時間が必要なため、小面積の場合でも2日以上かかることを考えるとメリットは大きい。
 ハイボンドRUS工法が形成する塗膜は、引張り強さが13N/㎟、引裂強さが56N/㎟と高強度であるにもかかわらず、400%以上の伸び率があり、強靭で耐荷重性、耐衝撃性に優れている。引張試験を10,000回繰り返しても塗膜は破断することなく柔軟性を維持している。塗膜を水中に浸漬した場合、水中に溶出する成分を含んでいないため、一旦は吸水により質量が多少増加するものの、水から引き揚げて乾燥されると元の質量に戻り、性能の低下はほとんど見られない。はく落防止の押抜き試験では最大荷重が2.3kN、最大荷重時の変位が50㎜であり、NEXCOにはく落防止の規格に合格している。また、首都高速道路㈱の剥落防止工の評価基準A種にも適合する。
 ハイボンドRUS工法には専用の吹き付け機を使用する270工法とハンドガンを使用するHG工法があり、270工法は設備が大きくなるが、大面積を短時間で施工ができる。HG工法は3馬力程度のコンプレッサーとハンドガンだけのコンパクトな設備で、少ない専有面積での小面積の施工に適している。どちらの工法も材料の混合はスタティックミキサー方式を採用しており、吹き付け圧の調整が可能で一般的な吹き付け塗装と比べて飛散が少ない。また、吹き付け工法なので、トンネル坑口など凹凸のある面でも、平滑にするための下地処理を省略でき工程短縮が可能となる。形成する塗膜は耐摩耗性に優れ、土砂を含んだ水が流れる開水路の防水、保護材としても適しており、農業土木事業への展開も期待できる。

施工実績

阪神高速道路、西日本・中日本・東日本道路、首都高速道路において多数採用
され、過去5年間で326件の実績。上市後20年を超えました。

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担当者連絡先

大同塗料株式会社 

取締役大阪支店長 

岩田 三知男  

〒532-0032 大阪市淀川区三津屋北2-14-18

電話06-6308-6281 FAX06-6308-3512

Iwata01@daido-toryo.co.jp

【ホームページ】

http://www.daido-toryo.co.jp/

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