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インタビュー詳細

名二環本線部他は薄皮施工を担当

NEXCO中日本名古屋工事事務所 名二環JCT部、守山SICで構造物を施工

中日本高速道路株式会社
名古屋支社
名古屋工事事務所長
青木 圭一 氏

 中日本高速道路名古屋支社名古屋工事事務所は、名二環の12.2㌔と東海環状自動車道の69.4㌔薄皮施工および、名古屋西、飛島の両JCT部の構造物施工などを担当している。両JCT部は既存の構造物が錯綜し、非常に狭いヤード、厳しい条件下での施工が予想される。また、軟弱地盤下での工事でありながら、特に名古屋西JCT部は住宅地に隣接しており、振動・騒音などの面で配慮しながら基礎工を施工しなければいけない。そうした課題にどのように対応しながら施工しているかについて、青木圭一所長に聞いた。(井手迫瑞樹)

――事業概要から

 青木 名古屋第二環状自動車道の西南部(以降、名二環)12.2㌔と東海環状自動車道の関広見IC~東員IC間(大垣西IC~養老JCT間は開通済み)の未開通部分69.4㌔を担当しています。 

 両事業とも、名古屋西JCT部、飛島JCT部以外は基本的に薄皮施工(床版防水工以降の部分の施工を指す)です。

 また、東名高速道路の守山PAではスマートインターチェンジ(SIC)の建設のため、アクセスランプ橋を東名高速道路の上を跨ぐ形で2橋施工する予定です。


守山SICの完成予想パース

高速道路直上桁にMS溶射

 ドーリーを用いて一夜間架設

 ――守山PA・SICの現況から

 青木 同事業は名古屋市の事業を当社が受託しているものです。2橋とも上下部工を工事発注済みです。下部工は現在、鋭意施工中であり、東名高速上の架設は年明け1月か2月を検討しています。いずれも鋼3径間連続箱桁橋です。橋長はCランプ橋が133㍍、Dランプ橋が129㍍です。また、高速道路上を跨ぐ部分では金属溶射(亜鉛アルミ擬合金溶射、MS工法)で防食しています。


守山SIC 本線上桁一括架設ステップ図

 東名高速上の架設は1橋につき一夜間を費やし大型移動台車(ドーリー、MIC製)を用いて施工する予定です。具体的には東名高速の東側にあるヤードで地組立てを行い、夜間に桁をドーリーで運搬して所定位置まで移動し、ジャッキダウンして架設するという工程になります。


現状の守山SIC 既に桁が地組みされつつある

 ――縦横断の勾配を考慮した架設上の工夫は

 青木 縦断勾配は6.3%、Rは65~90㍍となっており、比較的厳しい架設条件となります。これから架設に先立って中央分離帯の改良を行いますが、その際に路面の測量などを正確に出して実際の架設計画の詳細を決定する必要があります。東名高速自体も横断勾配が当然ありますから、ドーリーが移動するときの重心の変化などを測量によって慎重に精査しないといけません。


基礎の深さは最大67㍍に達する

 東名阪と名高速の高架の間に新たな桁を架設

 ――名二環は

 青木 当社の所管は基本的に飛島、名古屋西の両JCT部のみを構造物から施工し、両JCT部以外に関しては薄皮施工です。飛島JCTはランプ部および本線部の木場一丁目までの約900㍍区間を当社で施工します(国交省からの受託区間含む)。同区間は明確な支持基盤がないため基礎の深さは30㍍から最大67㍍に達します。名古屋西JCT側も服部一丁目までの約1,200㍍区間を当社で施工します(国交省からの受託区間含む)。さらに名古屋西JCTは名高速との接続(名古屋西JCT C2ランプと同JCT F3ランプ橋)がありますが、同部分に関しては名古屋高速道路公社から受託します。ただし、同公社の車両基地直上に建設する予定の同JCT F2ランプ橋は逆に同公社に委託します。


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